また省益のために必死な農水省/税金投入と高値じゃがいもそして、市場の不活性化 -じゃがいも不作で30億円の補助金-
相も変わらず、農水省と農林議員の皆さんは自分の票と省益と給料のために国民の税金と商品選択の自由を奪おうとしていますね。
米農務省によると、日本で消費されるじゃがいもやじゃがいも製品の78%は米国産です。
だとしたら、じゃがいも不足の問題を解消するためにもっとたくさんのじゃがいもを輸入すれば今回のような問題は解決できるはず。
ではなぜ今回の問題が起き、それを輸入で解決できないかというと、農水省が作っている輸入障壁のせいです。
実は、北米から輸入されているじゃがいもは、乾燥じゃがいもや冷凍じゃがいもなど。
ポテチに使われる生鮮じゃがいもは輸入できない。
それは遡ること1950年、国が害虫が国内に入ってくるのを規制するという大義名分で輸入を禁止したことに始まります。
その後、2006年のじゃがいも不作のときに、やむなく一部の州から特別な検査を受けた生鮮じゃがいもだけを、2月から6月という期間限定で輸入することをはじめました。
TPPでこれらの問題が解決されると期待していた、国内の食品加工会社や北米の農家はトランプさんがTPPを離脱すると言って悲しんだでしょうね。
反対に嬉しかったのは、農林議員と農水省とJA。
彼らはまたしても補助金をばらまくという大義名分を得たのです。
でも、声をあげなくてはいけないのは、我々国民一人ひとりであって、TPPを待っていてもだめなはず。
考えてみてください。
カリフォルニア州って日本よりも面積が大きい。
その上日照時間も長くて人口密度も都市化が進んでいる地域の比率も低い。
広大な土地で日本では考えられないような大規模なじゃがいも農家がゴロゴロいるんです。
葉物野菜と違って、じゃがいもは日持ちする野菜です。
船便で輸送しても品質的に問題ありません。
圧倒的に安いじゃがいもが太平洋のその先に山のようにあるというのに日本では北海道で作られた高級じゃがいもしか生鮮野菜コーナーに並ばない。
挙句の果てに国民の税金を投入して農家を助けると言う。
これはどう考えても国益に沿った考え方では無いと思います。
米不足。
バター不足。
じゃがいも不足。
不足=補助金で補うという政府の市場介入が続く限り根本的な解決は先送りされ続けるでしょう。
ちなみにアメリカではじゃがいもは1kgあたり大体$1.5-$1.8ドル。
日本のイオンとかだと1KGあたり、250円くらいでしょうか。
大体日本は1.5倍位高いと思っていいでしょう。
人件費が高いアメリカで生産されたじゃがいもの価格がこれですよ。
(例えばカリフォルニアで農家に雇われているメキシコ人のバイトの時給は2,000円以上が普通です。サンフランシスコのIT関係の新卒者の年収は平均1,000万円)
格安データSIM+IP電話+キャッシュバック = スマホの維持費を月額300円以下に
djooが日本に帰るにあたり、スマホの契約をどうするか色々と試算しました。
数年前、日本にいるときにはすでに格安SIMを使っていましたが、その後北米駐在中に沢山のサービスがスタートしているようです。
アメリカでもUnlocked phone(シムロックフリー)の携帯を使っていましたので端末はそのまま今のものを使い続けるとして、SIMのみの購入。
結論から言うと、どのサービスも大して値段の差が無い。
というのがわかりました。
大体、1600円前後で毎月3GBのデータを使えるプランです。
実測値での通信速度には差があるようですがまあ、Wifiが繋がらないところでそれなりの速度でネットができればいいと考えているdjooにとっては通信速度は大した問題ではないです。
3Mbpsくらい出ていれば十分。
ということで、安いSIMを探す。というアプローチは無理そう。
んで、切り口を広げて考えてみたところ、以下の部分で更にお得になる可能性あり。
・キャッシュバックやポイント還元などでお得にならないか
・通話SIMをやめてしまうことはできないか。
さてさて、前提としてdjooが考えているSIMは自分と奥さんの分の2つ。
仕事では使うかもしれないけどそこまでヘビーユースはしない。
ということは、ラインが使えて、Gmailが見られて、Google MAPとナビが使えて、さらにちょこっとネット検索ができればOK。
ということで至った結論は、
・毎月3GBのデータSIMを契約して、Smartalkの050IP電話を契約。
・更にカカクコムなどのキャッシュバックキャンペーンを利用して1年に一度位の頻度でデータsimを買い換える。
これです。
ちなみにデータの使用量を3GBとしたのは実測値ベースで必要量を算出した結果。
アメリカでは4GBの契約していましたが、だいたい月に2GB-3GBくらい使ってました。
ときには4GBを超えるときなんてあったりして。
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さて、金額計算も含めて、メリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
・月額契約料金がお得に。
→ データSIMの場合3GBで月900円くらいが相場。これは通話SIMに比べるとマイナス600円-700円(夫婦二人で年間17,000円程度の節約に。)
・契約期間の縛りなし
→ 通信会社の選択自由。いつでも乗り換え可能
→ キャッシュバックキャンペーン使い放題。
(ただし初期費用3,000円とキャンペーン適用契約月数があるため更新は1年に一度かな)
・MNP関連の手数料や手間が無い。
(端末/回線に関係なくSmartalkのアプリが使えれば自分の電話番号を保持可能)
・通話料金が安い
IP電話の基本通話料金は通常の通話SIMの料金よりもお安い。
楽天でんわとかのサービスと比較すると大きな差は無いですが。
・一部の050同士の通話は無料
デメリット
・通話品質が悪い可能性がある。
(通話用の電波帯域ではなくて通信用の帯域を使用するため不安定/LINEやSkypeのような感じ)
・090、080始まりの番号がもらえない。
・通話の際にデータ通信が必要になる。
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こんなところでしょうか。
要するにどれくらい電話をするのか。というのがこのプランを選ぶ際には大事なポイント。
ちなみに、IP電話の費用に関してはこちらの記事を参照しました。
スマホ用IP電話アプリ比較表(料金・通話料・機能) - スマホでんとく
決め手は月額料金が不要で固定電話/携帯電話の双方に同一の料金で通話できる点。
さらに、必ず相手に番号の通知がなされる。
そして、いろいろなものに登録する電話番号を持っておきたかった。
050の番号があれば固定電話や携帯電話からの電話も受けられる。
要するに殆ど使わないけど電話番号を持っておきたい。と考えたときに最安の方法が050IP電話であると結論づけたわけです。
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これらの結果を踏まえて一体いくら位お得になったのか検証しましょう。
まず今回購入したSIMは以下のもの。
このプランでは1年後に合計で11,000円のキャッシュバックが得られます。
月額900円のSIMを契約することで1年後に11,000円のキャッシュバックということは、12ヶ月 月額料金無料。ということです。
さて、キャッシュバックがあるプランは他にも幾つかありました。
そして通話SIMとの料金比較も含めて下記の表を作ってみました。
会社 | プラン | 1年間実質総額 | 月額料金 | 初期費用 | キャッシュバック | 備考 |
楽天モバイル | 通話SIM 3.1GB | ¥9,994 | ¥1,600 | ¥3,394 | ¥12,600 | 初月無料分をキャッシュバックとして計算 |
楽天モバイル | データSIM 3.1GB | ¥5,294 | ¥900 | ¥3,394 | ¥8,900 | 初月無料分をキャッシュバックとして計算 |
ビッグローブ | 通話SIM 3GB | ¥8,594 | ¥1,600 | ¥3,394 | ¥14,000 | |
ビッグローブ | データSIM 3.GB | ¥3,194 | ¥900 | ¥3,394 | ¥11,000 |
この結果、これは1年間の実質総額比較です。
月額では無いですよ。年額です。
赤字のビッグローブ データSIMを使った場合、一ヶ月に266円です。
この結果は衝撃的ではないですか?
通話SIMのがキャッシュバックは大きいですが、年額で計算すると4,000円くらい高い。
4,000円なら通話SIMでもいいかな?と思ったあなた。
ここからがデータSIMの本領発揮ポイントです。
キャッシュバックプログラムを1年毎に使い倒して再契約を続けていく。
上述したように、最初の1年間の年額料金は4,000未満と格安だと説明しました。
しかし、2年目はキャッシュバックもなく、通常の900円が月額基本料金として必要になってしまいます。
そこで、1年後にキャッシュバックを貰った後に、この契約を解約して、また新たにSIMを契約し直す。
すると、理論的にずーっとこの価格でSIMを維持できます。
この方法を使うときの注意は通話SIMではMNP転出転入手数料が発生してしまう。
また契約の縛りがありますので、キャッシュバックを受け取ったあとも契約を続けざるを得ない状況になる可能性が高い。
一方、
データSIMの場合、解約手数料もMNP転出転入手数料も不要なためこの方法がお得に使えます。
ここが一番のポイント。
サービス・プロバイダ各社は、新規顧客獲得と既存顧客離れを食い止める、ことに躍起になっています。
しかし、データSIMの場合、新規顧客獲得のためのキャッシュバックがある一方で、既存顧客離れを食い止める効果のある、MNPの手間や解約手数料、契約期間などの縛りが皆無に等しい。
この差を利用した作戦です。(作戦というと大げさですが。。。)
解約と再契約の手間を惜しまなければ、この価格は維持できるはずです。
--
実際問題、解約や再契約するための手間や負担もほとんど無いと言っていいでしょう。
ネットでポチポチやって、送料無料でSIMが家に届けられます。
1年に一度、この手間をかけることによって、何もせずデータSIMの契約を続ける場合に比べて実に10,000円以上もお得に。
SIM一枚の申込みとセッティングに1時間かかったとしても時給10,000の価値がある仕事です。
もちろん、キャッシュバックキャンペーンがいつまでも続いていくとは思っていませんが、格安SIMのほとぼりが冷めるまではしばらく各社がそういうキャンペーンを続けていくでしょう。
そして、ほとぼりが冷めた頃にはまた新しいサービスが生まれているはずです。
そんな時でも、解約手数料無料ですのですぐに新しいサービスに乗り換えられる。
選択の自由があるというのは素晴らしい。
結局、どのクレジットカードが一番いいのか考えてみた (モデルになっているのは過去djoo家)
Googleで「クレジットカード 比較」などと検索すると山のように比較サイトが出てきます。
価格コム等の大手から、個人のブログまで。。。
そういう情報の殆どは以下の2つのポイントを中心にかかれています。
1. 還元率が高い
2. 入会特典が多い
そして、よく紹介されているクレジットカードは
3. アフィリエイトプログラムが充実している
という特徴も持ち合わせています。
要するにブログの運営者は紹介手数料欲しさにやたらめったら褒めちぎるわけです。
楽天カードとかはまさにそれです。
(楽天カードが悪いわけでは無いですが、紹介されている数=人気では無いです。)
--
この記事はそういうクレジットカード比較をするわけではなく、
シンプルに、どのクレジットカードを使うことで一番儲かるか。
というのをdjooの実際の消費活動を分析して結論付けます。
--
まずは論法です。
得たい結果: どのクレジットカードが一番儲かるか
考え方:
1. 過去2年間のクレジットカード実際の使用場所や金額を集計
2. その結果を元に還元率の計算を実施。
3. 集計結果を元に、どのカードをどのモールで使用するのがベストかシミューレーション
→ 楽天やヤフー、amazon等の特定のモールで買い物をたくさんしているならそのモールが発行しているカードを使うことでより多くの還元を得られるはず。
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「楽天カードは還元率が高い。とかヤフーカードだとファミマでもポイントが貯まる。」
みたいな宣伝文句を見ますが、それが実際に個々人のクレジットカード選定にどのくらいのインパクトがあるかはちゃんと試算してみないとわかりません。
僕自身が日本に帰国するにあたり、クレジットカードを見直そうと思ったのがこの記事を書こうと思った動機です。
「amazonでも楽天でもサークルKサンクスでもファミマでもイオンでもセブンでも買い物するけど、じゃあそういう人にとってはどのカードが一番いいの?」
こういう問に答えるためにかきました。
--
さて、 検証候補のクレジットカードは以下の5つ。
選定理由は、、、、
・高還元率 × ポイントの汎用性
(細かい考え方はこちらからどうぞ) ↓↓↓
3. Jaccsカード(REXカード)
4. 楽天カード
5. Yahoo! Japan カード
--
仮説です。
もしも全ての消費活動をamazonを通して実施しているとしたら、amazonカードを使うことで最大限の還元を受けられそうです。
同様にヤフーや楽天を中心に買い物しているのであれば、楽天カードかヤフーカードが良さそうです。
じゃあ、実際にはクレジットカードで何を買っているのかを赤裸々に見てみましょう。
過去2年間のクレジットカードの使用明細の分析結果
(東京在住時のデータ)
クレジットカードの明細はネットから簡単にExcel形式でDLできます。
そのデータをつかって、今回の検証に即した分類を施したモノがこれです。
(年間150万円もクレジットカードで買い物してると思うと、まずは節約だろ。と突っ込みたくもなりますが・・・)
まずはこの結果を考察してみます。
思ったよりも、amazon、楽天、ヤフー以外での買い物が多い。
実に、80%は上の3大モール以外での買い物です。
青い部分、実店舗や直接支払いと言うのは、外食や近くのスーパー・コンビニ。
日経新聞の購読料や生命保険料など楽天やamazonを介して支払うことができない支出です。
特に大きい通信費と光熱費は外出しにして考えています。
さて、この結果がdjoo家の現実的な消費行動だと仮定します。
そしてこの場合に一番有利なクレジットカードは何なのか。と考えていきます。
次に、先程の5枚のカードそれぞれでこの金額を支払った時に得られるポイントを計算してみます。
各カードのポイント還元は下のように考えます。
amazon ゴールド (amazonで2.5% / それ以外1%) |
amazon クラシック (amazonで2% / それ以外1%) |
jaccs (一律1.25%) |
楽天 (楽天で2% / それ以外で1%) |
ヤフー (ヤフーで2% / それ以外で1%) |
還元率は誕生月とか5の付く日とか楽天イーグルスが勝った翌日とか、そういう条件で数%上ブレる可能性があります。
よって、楽天カードとヤフーカードではそれらのショップで買い物すると、クレジットカードの還元だけで2%のポイントが得られると仮定しています。
その結果がこちら。
ポイント還元率一律1.25%のJaccsカードが2位のamazonクラシックカードに3,000円以上の差をつけて圧勝しています。
ちなみに、その当時、Jaccsカードの還元率は1.75%だったので、まさに完勝だったと言えるでしょう。
次にもしもモールによってカードを使い分けることが許されるなら。と仮定します。
これは本来djoo的には嫌なことです。
理由は、
「使い分ける手間がかかる」「ポイントの失効可能性が高まる。」
からです。
しかし一応シミュレーションしてみます。
その結果がこちら。
右側の2つの赤バー。これが最適カードを選んだ場合のパターンです。
消費行動に合わせて最適なカードを選んだ場合、何も考えずに単一カードを使う場合よりも、年間で4,000円も還元金額が増えることになります。
要するにこの4,000円のためにカード使い分けの手間をどれだけかけられるか。というのがポイントになりそう。
--
さて、次にこの最適カードを選ぶという手間をもうちょっと簡略化させるパターンを考えてみます。
やることは以下の3つ。
1. ネットモールでの買い物をamazonに集約する
2. 実店舗での買い物をamazonに10%ほど集約する
3. 保持するカードをamazon系カードとJaccsに絞る
こうすることで「amazonで買い物するときは登録されてるamazonカードを使うけど、それ以外は全部jaccsでOK」という状況を作れます。
これならやっていけそう。
手間はかかりません。
また、ポイントが失効する可能性も低いでしょう。
そもそもamazonのポイントは、楽天やヤフーのポイントのように1ヶ月でなくなる期間「限定ポイント」のようなことも無いですし、ひとつのモールに絞ることで頻繁に買い物が発生するためポイントをお金同様に使っていけるはず。
さて、その結果はこちら。
この結果、amazonクラシックカードとJaccsカードのコンビネーションを使いこなすことでもっとも還元率の高い状況が作れる。というのがわかります。
特質すべきは、消費行動を変えずにカードを最適化した結果よりも、本シミュレーションの方が還元率が高い点です。
つまり、各モールに最適のカードを使い分けるよりも、使うモールを統一することの方が効果が高いということです。
もちろん、各モールでの販売価格が一様であるわけではありません。
ある商品は圧倒的にヤフーが安かったり、ヨドバシカメラがやすかったり、駅前のイオンが安かったりするでしょう。
そういう場合は、おそらくモールを限定するよりも、安い値段で購入することのほうがメリットは大きいと思います。
「壁を登るのを手伝う」 or「落とし穴から救い出す」 親として、子供にあげるならどっち?
djoo家には一人息子がいます。
まだ幼児ですが、常々考えるのが親として子供にどこまでの支援や手伝いを施すかということです。
子供ができる前は、子供の自立性や自主性を尊重したいと考えていたのでなるべく親は何もしないほうがいいと考えていました。
今でもその考えは変わっていません。
しかし、実際はどうかというと、赤ちゃんというのは想像以上に、というか当たり前なのかもしれませんが、自分のことを何もできない存在だということに今日このごろ気がつきました。
トイレも食事も着替えも睡眠も何もかも、親の助けやサポートが無いと進まないのです。
もちろん、年齢とともに少しずつできていくことが増えているのは事実です。
--
さて、今考えているのは、親が子供にしてあげることとして下記の2つのうちから一つを選ぶとしたらどちらを選ぶだろうか。ということです。
1. 壁を登るのを手伝う
2. 落とし穴から救い出す
この2つ、言葉にしてみると大きく違うのですが、実際のシチュエーションだとどちらなのか、判断が大変むずかしい。
結論から言うと、私は2.を選びたいと思っています。
例えば、洋服を着ることに息子がチャレンジしているとしましょう。
洋服の向きを揃えて、シャツを着やすくしてあげるのは1.と2.のどちらでしょうか。
これは1.だと思っています。
では、2.はどういう場合かというと、洋服を着ようとしてみて、袖の部分にアタマを通そうと頑張っているけどなかなかうまくいかずに泣き始める。という場合に正しい場所を示してあげること。だと考えています。
すなわちそれらの違いは、
・行動の開始が子供であるか親であるかの違い。
・経験することが成功なのか失敗と成功なのかの違い。
では無いかと思います。
実際問題、時間が無い、まだ年齢的に難しい。などの理由で親が手とり足取りやってあげてしまうこともしばしばです。
しかし、ある程度の年齢になり、自分でやってみたいと言い出したときに、上のどちらのスタンスを親が取るかで子供の成長は大きく変わる気がしています。
自分でやってみたいことを親のサポート有りですんなり成功させる。という体験と、自分でやってみたいことをやってみるがうまくいかなくて親が手伝い成功させるという体験だと、前者では成功が当たり前という感覚が身につきますが、後者では失敗が当たり前という感覚が身につくと思います。
仕事を始めたばかりの新卒入社の社会人のみなさんはよくわかると思いますが、失敗を恐れて上司の確認を仰ぎながら作業することでは成長しません。
結局、いつまでたっても上司ありきの仕事しかできない。
一方で失敗してもいいから好きにやってみろ。困ったら声をかけろ。的な上司のもとで仕事をしたことがある人はよくわかると思いますが、そういう上司の下で仕事ができると、どんどんと自分のできることが広がっていきます。ただし、失敗と挫折の連続であることは否定できません。
--
いずれ、うちの子供も社会に出るときが来ます。
そのときに、助け有りきの成功を求める社会人か、失敗後の成功を求める社会人かではその後、例えば5年後のその人のパフォーマンスは大きく変わっているでしょう。
何が大きく異なるかというと自分で失敗することを避けられる。成功確度を高めようとする。助けは自分から求めるものだ。こういった自立性と自主性を持った人になっているはずです。
--
とは言えうちの息子はまだまだ幼児。
できないことだらけで、放って置いたら何も進まないのが現状。
どのタイミングで何をどのくらい支援するのか、そしてその支援のスタンスはどう持つべきなのか。
こういったことを夫婦間で明確にしておくことが必要だなぁと考えています。
--
もし、皆さんの中で子育てに関するポリシーのようなものが有りましたら、ぜひ教えてください。
追記: 日食は僕が住んでいる地域からは部分的にしか見られませんでした。
すこ~し太陽がかけたように見えるけど、太陽光が眩しすぎて直視できなかった。。。。
100年に一度の天体ショーを、ここアメリカから見られたのはいい経験になりました。
本当はこういうことも息子と一緒に楽しめるといいのですが、まだ早いかもしれませんね。
アメリカでは若いときから実力があれば活躍できる。は人口ピラミッドを見ても一目瞭然
日本の大企業では30歳になっても35歳になっても、自分のチームを率いる経験や会社の代表となって他の企業とのプロジェクトにチームに参加する経験を積めていないひとがいます。
大学を卒業して22歳で入社したあと、10年近くも、同じ仕事をし続ける、誰かの指示を仰ぎ続ける。等の仕事をしていると、自分で何かのビジネスを作ろうと考える事や、ましてや会社を作ろうとなんて思わなくて当然でしょう。
35歳にもなると、日本では転職が難しい年齢と言われ始めます。
それは採用する側の企業が、
「35歳まで大企業にいるような人はきっと成長していない。だったら自分たちで育てられる可能性のある30歳前後までに絞って転職者を取ろう」
と考えるのです。これは当たり前の事。
どんなに優良企業にいたとしても淡々と言われたことをこなしてきただけの社員はその大企業でしか使えないたくさんの無駄スキルを身に着けており、他の会社では使い物にならない可能性が高いと考えるのは自然でしょう。
--
さて、一方でアメリカでは若いときから実力があれば活躍でき、どんどんと転職を繰り返しながらキャリアアップをしていくのが当然のキャリアパスです。
これは実力主義が幼少時代から身についている、という文化の違いが一番大きいのは間違いありません。
小学校から留年や飛び級がある世界ですので、社会に出ても年功序列なんてありません。
これに加えて、日本とアメリカの大きな違いは人口ピラミッドの中央値、つまり社会の平均年齢が日本とくらべて格段に低いことが大きいと考えています。
つまり、若い人がドンドンと入ってくる。生まれている。
そして彼ら、若い世代が世の中を動かしている。
米国の人口の中央値は37.9歳 一方 日本は46.9歳
この結果を見てもわかるように、アメリカでは日本よりも9年も早く日本での管理職のような仕事をせざるを得ない状況といえるでしょう。
単純な比較ですが、日本で45歳のひとがやっている仕事はアメリカでは35歳のひとがやっている。
更にアメリカでは実力があれば20代でもその仕事を任せる文化がある。
この結果を見ても明らかな様に、平均47歳日本人が作っている社会がITに疎く、新しいものを拒み、自分たちだけが逃げ切れればいいという社会保障制度を支持するのは当然でしょう。
--
国は変えられなくとも、自分自身の成長速度くらいはアメリカ並に保っておきたいと強く思う、今日このごろです。
日本で日本の大企業で長く働き続けると逃げ切れなくなるのでは。。。。
--
ちなみに、その他の高齢化国家は以下、
・日本 46.9歳
・ドイツ 46.8歳
・イタリア 45.1歳
・オランダ 42.5歳
・スペイン 42.3歳
軒並みヨーロッパの国々ばかりですね。
これを見てもアメリカを目指すのではなく、ドイツを目指す国造りをしたほうが良さそうですね。
大企業の管理職の方々は全員これを読んだほうがいい。-先進国陥落は間近 戦後幻想の終焉- Newsweek日本版 2017年8月15日,22日特大号
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 8/15・22合併号 [2050 日本の未来予想図]
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- 発売日: 2017/08/08
- メディア: 雑誌
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週刊ニューズウィーク日本版 「特集:2050 日本の未来予想図」〈2017年8月15日・22日合併号〉 [雑誌]
を読みました。
字が少し小さいので普通のKindleだと読みにくいかもしれません。
僕はPCで読みました。
今回は感想を書きます。
--
僕は基本的に世界の政治等の国際情勢には疎く、まだまだ自分の身近な仕事の話や企業の話を中心に記事を読みます。
北朝鮮問題とか、中国とアメリカの覇権の問題とか、はたまたフランスのマクロン大統領の支持率低迷とか、そういう話題にまだ入れていないのが実情です。
今回は一冊買い切りでNewsweek読みましたが、Kindle Unlimitedではバックナンバーが読めるみたいなので、鮮度を求めないひとであればUnlimitedで読むのがいいかもしれません。
僕も検討中です。
--
さて、一番良かったのは、本ブログの題名にもなっている、
-先進国陥落は間近 戦後幻想の終焉-
という記事。
簡単にまとめると以下の様なことが書かれています。
・とにかく言いたいことは、日本は何もしないとあっという間に落ちぶれる
・なぜなら高齢者問題によって、社会保障制度が成り立たなくなり国として機能しなくなるから
・日本は戦後に、他の先進国と比較して、圧倒的に人口が増えたおかげでGDPが拡大した
・今後は人口減少は明らかで戦後高度成長期のような人口ボーナスはない。だから今までのやり方は通用しない。
・というか、この25年間の経済成長0%時代で通用しないことが証明され続けてきたにもかかわらず、何も対策してきていない。
・それは、今の管理職に就いている60代が自分たちのやり方は正しいし、自分たちはすごかったと信じて疑わず何も変えようとしないから。それがたまたま人口増加のタイミングに就職しただけで、能力とかやり方がすこぶる優れていたわけでは無いと言うのに。
・じゃあどうすれば、資本主義経済的な豊さを取り戻せるかというと、とにかく生産性を上げる必要がある。世界一生産性の高い経済大国、先進国とならないともうお手上げ。
・だけど、会社や社会を牛耳っているのは、さっき書いたように何も考えられない管理職ばかり。できることと言えば値下げで危機を乗り切る。みたいなやり方。でも、これは経営的に最も安直な戦略で結果的に価格破壊を起こして、労働者に無理を強いてかつ賃金が下がるという悪手。(牛丼屋だってマックだってヤマト運輸だって品質に対して価格が低すぎるから結果としてその戦略は破綻していますね。)
・本来であれば、付加価値をつけて商品の魅力をあげたり、儲からないビジネスとか今は不要なサービスを切ることが求められるのだけど、それを一生懸命政府とか官僚と一緒になって守る。
例えば、こんな感じで無駄な金ばっかり使ってるから本当に必要と言われているところにお金と労働力が回らない。
:生産性の低い農家を補助金で助けて割高の農産物が流通
:今の時代に紙ベースのサービスしか提供できない公務員に高給を払い続ける
:タクシーよりUberのが便利なのはわかりきっているのに業界団体とグルになってUberを食い止める
:YoutubeとかNetflixとかSpotifyとか、コンテンツは無料、もしくは定額制で楽しむ時代にJASRACが消費者から未だにお金をむしり取る構図
:働かなくても生きていけるよ。と言ってじゃぶじゃぶの審査を経て渡す生活保護費。そしてそれを支給するために働く公務員の給料
--
ここからdjooの意見。
■社会都合退職制度を設定し、世の中から必要ないと言われる職やサービスを廃止しましょう。
→ 上の無駄だと言われている仕事をしているひとが全員全く何も考えずに気づかずにいるわけではありません。
ちゃんと考えられて、情報を持っている人は自分達の仕事や提供している商品やサービスがもはや世の中では「不要」と気づいているはず。
でもそんなに簡単にそれを受け入れて、転職なり退職なり事業を止めるなんてできない。
ある会社の上司が「我々の存在意義は雇用維持だ」とバカげたことを本気で信じていましたが、世の中に必要とされるものを提供できない会社は市場から退場しなくてはいけないという基本的なことも理解できていないし直視できない可哀想な存在です。
はっきりいって、仕事をすればするほど生み出される価値がマイナスでしかない仕事が山とあるはずだから、彼らに仕事を辞めてもらう代わりに次の仕事が見つかるまでに失業手当ボーナスを出す。
退職の時に、会社都合とか自己都合とかありますが、彼らには社会都合で退職、転職してもらうわけです。
その社会都合の切り分けは簡単です。
・一般企業であれば税金の投入量が利益に対して大きい順に社会都合で廃業してもらいます。
・役所とか国の組織であれば、その組織のやっている仕事を民間会社全部委託する前提で見積もりを取ります。そして出してきた金額よりも今の役所に支払っている税金が高い場合はその役所は完全に民間会社に委託します。もちろん委託する際の費用やサービスの内容はサービスを受ける可能性がある国民や区民、市民に対して開示の義務がありますし、サービスの内容は税金を支払っている消費者に年二回位査定してもらいます。
ポイントは、サービスの質が、支払っている税金に対して適切かどうか。という点です。
何でもかんでもワガママ言えばいいってもんじゃなくて、
例えば、住民票の発行に手数料300円と税金300円がかかっていて600円の価値があるかどうか。という基準で考える。そうすれば、そもそも住民票の発行なんでPDFでいいじゃん。みたいになって各自がネットからダウンロードする様になるでしょう。
つまり、市場原理から離れる要員になる、税金を使った補助と税金を使った組織を公にさらして利用者に判断させるわけです。
おそらく最初は混乱するでしょう。
著しく質が落ちる公的サービスもあれば、それが原因で金銭的な損をする人も出てくる。
でも最初はそれでいいんです。
そうやって一度ぶち壊すことで本当に必要なものにはちゃんとお金を払うようになりますし、必要のないものはなくなっていきますから。
--
と、こんなことまで考えさせてくれる夏休みの特集記事でした。
お時間あればお盆の際にご実家でいかがですか?(別に僕が発行しているわけではないですが。)
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2017年 8/15・22合併号 [2050 日本の未来予想図]
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2017/08/08
- メディア: 雑誌
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LA LA LANDを見て、「ひとの生活における確固たる選択の軸は楽しいか。であると確信した。」
映画の良さ
月に1回か2回は映画を見る必要がありそうです。
それは趣味というよりも生活をより前向きに生産的に過ごすための現代人としての一つの必須作業のうちの一つになりうるなとも思っています。
もちろん映画に限らずにミュージカルや絵画鑑賞などもそうですが、そういった効果を得られる薬として精神安定剤の代わりに医者から症状にあったおすすめの芸術を処方してもいいと思います。
こういうことを考えたのは、世界中のたくさんの人が感動した用に僕も"LA LA LAND"を見て感動した人の一人であるからです。
あらすじや映画の評論は他の幾多のブログに譲るとして僕個人として得られた効果に関してまとめておきます。
そもそもまず、本作にかぎらずに人に感動を与えられる作品、それは漫画でも小説でも何でもいいのだけど、それを欲する人間の欲に関してとてもわかりやすく理解できたのが本作から得たまず第一のものです。
僕が、日々の仕事や自分の人生をとても大きく多角的な視点から見つめ直すことができるのはそういった感動を覚えた時です。
時に宇宙の果から。時に10万年後の未来から。そして時にLAのダウンタウンから。
多角的な視点から自分を見つめ直すことができるメリットは何かというと、自分らしさを再認識し、これでいいのだ。もしくは、本当は自分はこうなりたいのだ。と自分の本音に向き合うことができることです。
多くの人が当たり前だと思っている人生のレールやルールを取っ払い、一人の人間として自分は何をどうしたいのかと考えられるようになります。
少なくともそのキッカケを得られるのではないでしょうか。
自分の人生は何でもありなんだ。自分がやりたいこと、思わず踊りだしてしまうような人や事をし続けていこうと、他の多くのひとが思ったように僕もこの映画を見てそう思いました。
今の時代、はっきり言って働きたくない人まで無理に働く必要は無いのは自明です。
働きたい人、働いて価値を生み出せる人だけが働いて、それ以外の人は彼らが生み出してくれた効率的な製品や商品を利用するだけで生命を維持していくことは容易いはずです。
そうでなければ、日本で生活保護をもらっている人や、働いていない大量の老人は今すぐに死んでしまうはずです。
その仕組はもはや破綻していると言われていますが、本当にそうでしょうか。
極論を言えば日本国籍を持っている日本人の半分は働かなくても生きていけると僕は信じています。
だってものすごく無駄なことをたくさんして、高い給料をもらっているひとが沢山いるわけで、彼らの仕事がなくなれば日本の無駄はなくなり、必要なものを生み出すことだけに労働力や資源を使っていけますから。
まあ、すぐにそんな状況にはならないにしても、徐々にそうなっていくことは明らかです。
そんな時代に生きている我々だからこそ、自分と家族の生命を維持していくということを目標にせずに、自分の楽しめることを軸に置いて経済活動に取り組んでいくべきではないでしょうか。
僕の転職もある意味でそういう考えが根底にあるからこそ決断できたことです。
なぜなら、給料は下がるは社会的信用は下がるわで既存の価値観で考えてみるととてもでは無いけれど価値のない選択だから。(笑)
それでも楽しめる、自分の大好きなことをやって生きていくことが本当の幸せではないでしょうか?
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