ベンチャー企業から転職して、外資系企業の戦略コンサルタントになります。①動機編
djooです。
この度、ベンチャー企業を辞め、
所謂外資系企業にて、戦略コンサルタントとしての新たな道に進んでいくことになりました。
(ビジネスやっている人なら、まず、名前を知らない人は、いないと思われるとこです)
自分の日記として、今の心境もふくめて書いておきます。
--
■なぜ、今ベンチャーをやめるのか
そもそも、約二年前、大企業からベンチャーに転職した理由は、以下の2つでした。
1. 自分の会社が世の中で必要とされ続けると信じられなくなったこと
2. 自分の15年後、45歳を想像したときに本当になりたい自分になれる気がしなかったこと。
参考記事: 大企業を退職する理由① - djoo’s diary
上記の2点は、間違いなく2年前の転職をきっかけに改善された会社に勤めることができました。
今回のポイントは、
1. 自分の会社が世の中で必要とされ続けると信じられなくなったこと
の部分に近いのですが、一言でいうと。
・日本において、ベンチャー企業 一社で変えられるほど世の中は甘くない。
ということを実感した2年だったからです。
所属しているベンチャー企業は本当にいい会社です。
熱い想いを持って、最速最短で世の中に価値提供をし続けることができる会社です。
ただし、一方で、会社の業態やサービス、商品内容にも依るとは思うのですが、
ベンチャーが提供できる価値の総量とそれを享受できる人の少なさに疑問を持っていました。
特に、
1. 技術力をテコにしたイノベーションが難しい
2. 事業規模が小さいがために、影響力が薄い
なかなか難しいのですが、フットワーク軽く、新しいことにチャレンジしている一方で、その取組で世の中が変わることは難しのですね。
ただし、ベンチャーとはいえ、できたてのスタートアップのフェーズではなく、やや大きくなり始めている、成功起動に乗り始めているベンチャーではありました。
■会社が何をやっているか。も大事だが、
仕事とどう携わり、どう成長し、どんなワクワクがあるか。が一番大事
人間、働く動機は、2つしかないと思います。
1. 生活のための給料を稼ぐ手段として働く(外部動機)
2. 仕事そのものを楽しみ、やりがいとするため働く(内部動機)
それぞれの人により、上記の比率は異なってくると思いますが、
私の場合は2:8くらいで内部動機が強いです。
すなわち、働くこと自体を楽しみ、それが目的です。
(もちろん外部動機もものすごく大事です。給料とかライフアンドワークバランスとか)
では、それぞれ、どんな条件なら整うか。
というのを考えてその条件に合った職場や役職、職種で働ければよいのですが、
残念ながら内部動機が確実に満たせるかどうかというのは非常に難しい。
外部動機は結構かんたんです。
知名度、給料、福利厚生、みたいなもので、コロコロ変わるものでも無ければ、
外部への情報も潤沢です。
内部動機、働く魅力は、そもそも各々が考える働く魅力がことなるため、
しっかりとしたマッチングが必須です。
私の話ですが、ベンチャーを選んだときはほぼ100%内部動機でした。
自分がワクワクして成長できる環境でチャレンジングな仕事に取り組みたい。
と考えたわけです。
じゃあ今回はなんなのか?
単純ですね、ワクワクして成長できる環境として今の環境を考えることができなくなり始めたわけです。
余談ですが、私は飽き性なので色んなものに手を付けて、なんとなく理解が進んだりできるようになったら飽きます。
ですので、深く一つのことに没頭して高みを目指す的なのが本当に苦手です。
(ですので、いわゆるお勉強的なものは昔から得意ではありませんでした。誰よりも早く要点はつかむけど、テストで100点は取れない。という人です。重箱の隅をつつく的なのが絶対ムリなタイプ)
今回もある意味、大企業からベンチャー企業に移り、何もかも異なる環境である程度認められ、成果を出すまでの過程は非常にワクワクに満ちていたのですが、でき始めたり、評価が高まり始めると、なんか違うな。となってしまったのですよね。
何をどうやるのかが見えない仕事には面白さを感じるのですが、
やることがわかっている仕事やその繰り返しになってしまった途端にこれです。
本当にベンチャーのときの上司や同僚には迷惑な話です。
さて、ということで、サクッと理解をして、自分が成長したと思ったら、次の面白い案件にチャレンジできるという環境が私には一番合っているんですよね。
常に強い、新しい敵と戦い続ける、ワンピースのような感じです。
その中で成長し、仲間が増え、認められ(懸賞金が高くなる)。
長々と書いてしまっているのですが、こういう環境というのは、会社が世の中に提供している価値云々の話ではなく、会社のフェーズであるとか、タイミングとか、そういうものなので外にいるときには想像が難しく、入ってからもわからないものです。
■戦略コンサルを選んだ理由
はっきり言って戦略系のコンサルファームにたくさんエントリーしまくったか。というと、実はそうではないんです。
戦略は1社しか受けてません。
というのも、戦略コンサルというのは、結構多くの人にとってブランドとなっていて、
いわゆる外部動機的な部分で選ぶ人も多いので、無駄に人気があります。
でも、私は内部動機にこだわっていたので、
ビズリーチ経由でコンタクトを取ったエージェントには、
やりたいことのイメージのみ相談に乗ってもらい、それにあった企業や求人をピックアップしてもらいました。
どんなことにワクワクして、今までのキャリアの何を活かしたくて、のような話をしていると、結果的にコンサルが数社ピックアップされたので、そこを受けながら間違いないか考えました。
こちらも外資ですが事業会社も内定をもらっていますし、コンサルと言っても戦略に特化したところではなく、小さい日系企業や、総合系ファーム、IT系など様々検討しました。
詳細は書きませんが、つまり、やりたいことを考えたその先に結果として戦略コンサルがあったのです。
まあ、普通に考えれば当たり前のプロセスなのですが、
どうもブランドが独り歩きしているような業界とか職種は、
内部動機とのすり合わせがうまくなされないまま受験する人が多いようなので、
そこは無駄な時間にならないように気をつけたほうが良いです。
あの会社に入りたい → 会社が求める人材像に合わせる
みたいなことしても、まず間違いなく落ちます。
こういうことがやりたい → どこでできるのかな? → この会社に挑戦しよう
じゃないと。
次回はもうちょい転職活動の話を書きます。