持ち家? 賃貸? / 35年後には約3500万円の資産の差が!? 2/2

 前回エントリからの続きです。

djoo.hatenablog.com

 

 

 

3.生命保険代の差=168万円×運用

地味に大きい生命保険代の差。

なんで家の話でいきなり生命保険の話?と思われた方も多いと思います。

 

ご存知の方も多いと思いますが、住宅ローンを借りるときには団信に加入します。

https://www.hokennavi.jp/cont/column-knowhow-019/

 

団信とは簡単にいうと、

・死亡するか高度障害になった場合には住宅ローンの借金棒引き

という制度です。

この団信のすごいところは保険料が0円なところ。

 

つまり住宅ローンを借りる人は自動的に借りた金額の生命保険に無料で加入したことになります。

 

この生命保険分を金額換算すると大体35年間、月に4,000円程度の価値があると考えられます。

 

もちろん残額が棒引きになるわけなので、今回のシミュレーションの場合だと、

・借りた翌日に死亡した場合は5,000万円分+金利の生命保険

・全額返済日に死亡した場合は0円分の生命保険

となります。

 

いずれにしても、生命保険にはいる理由が

残された家族に迷惑をかけない

ということであれば、5,000万円の家がローン残高0円で残るのであればそれはかなり有効な生命保険となります。

 

住宅ローンを借りるときに団信に特約をつけて、就業困難時の保険とか医療保険とか三大疾病とかいろいろ案内されますが、その辺は全部有料です。

というか、銀行側がただ売りたいだけ。

 

その編の医療保険関係は別途ネット保険とかに入ったほうがシンプルだしお得です。

 

4.減税措置=292万円

 地味に大きいのが住宅ローン減税なる神がかった制度です。

これは、

・住宅ローンを借り始めてから最初の10年間は残額の1%を減税します。

という制度です。

※注意:あんまり所得が高くなくて、1%分も税金払ってない人は無税になるけど、1%分全部が税控除されるわけではないです!

 

この制度をMAX使うと、今回のシミュレーションでは292万円のお得に相当します。

んで、この制度のすごいところ。それは今は金利が1%を切っているので、金利負担よりも戻ってくる税額の方が大きいという逆ざや状態が発生します。

 

つまり、5,000万円借りて0.7%の金利であれば、ざっくり35万円の金利負担が年間必要なのですが、住宅ローン控除で50万戻ってくるので15万得する。とそういうもんです。

 

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長くなりましたが、以上がdjooの考える、

持ち家のがお得

な理由です。

 

35年後に、家という資産だけでなく、現金や株という形で多くの資産が残る可能性があるのが今の日本で家を買うということです。

 

ただし!!!!

冒頭にも書きましたが、持ち家と賃貸の議論はお得かどうかということ以上に個々人の生き方に合わせるべきです。