海外駐在員必見!:駐在中に考えておく、外貨と円の考え方。お得に金融資産を作る。

djooです。

 

3-8年の海外赴任。

例えばアメリカに赴任したとしたらその期間の給料は基本的には米ドルで支払われます。

 

でも、任期が終わり帰国するときには、貯金されたドルを円に買えることが多い。

 

なんでか?

 

当たり前ですよね。

だって日本でドルが使えないから。。。。

 

 

だから日本人駐在員は米ドルを最終的には日本の銀行口座に円として送金するわけです。。。

 

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で、ここで考えたいのが以下の2点。

 

 

1. 海外送金コストを安く済ます方法はないの?

2. せっかく海外の銀行口座があるのになんか活用しなくていいの?

 

 

海外赴任すると、まあ、給料はあがりますよね。

例えば僕の場合は、年収が1500万円~1600万円ありました。(29歳)

 

これは自慢?と思うかもしれませんが、

例えばカリフォルニアでは、家賃が30万円で所得税が30%、一回外食に行けば家族3人で15,000円とかざらです。

 

ってことで、収入は多く見えるけど、意外と可処分所得は高くないかも?

みたいな感じです。

 

でも、うまくすれば日本で蓄えられる金額以上の貯金はできます。

 

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さて前置きが長くなりましたが、結局海外赴任する人って、お金を多少なりとも現地通貨で貯金できた状態で戻ってくることが多い。

とりわけ欧米、シンガポールみたいな日本よりも物価が高いところに赴任すると日本円にしたら結構な金額じゃん!みたいな貯金ができるわけ。

 

 

さて、仮に3年赴任して3万ドル(1ドル=100円にしましょう)の貯金ができたとします。

 

帰国時、このお金どうします?

 

 

多くの場合、現地の口座から日本の銀行口座にお金を送金します。

 

ただし、非常に難しいことではありますが、円安のときに送りたい!

わけですね。

帰るタイミング=レートがいい。わけではないので、

そのあたりは見極めが必要。

 

(民主党政権のときに1ドル80円で交換しちゃったら、1ドル=約100円の今と、1万ドルあたり20万円も差が!!!!)

 

 

1. 日本の銀行口座に送金するときのテクニック : Transferwiseを使う。

https://transferwise.com/jp/blog/overseas-remittance-charge

 

ここにまとまってますが、いわゆる日本の銀行に対する送金は、

「為替手数料+送金手数料」がかかります。

これって、例えば3万ドルを送ると、日本円でいくらになると思います?

 

為替手数料が1ドルあたり2円だとしたら、それだけで6万円

更に送金手数料が8,000円だとしたら

約7万円のマイナス。

3万ドル送っても、手元に残るのは293万円。

 

7万円あったら、海外旅行にいけますよ。

 

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じゃあ、どうするか?

 

今の時代、大手銀行の送金サービスを使わずに、送金に特化した、

いろんなWebサービスを使うことができます!

 

https://homii.jp/host-blog/guest/send-money/#OFX_8211_1

 

このサイトにまとまってたのでこちらを参照。

私が使っていたのはTransfer wise。

この仕組は秀逸。

 

一言でいうと、ドルを円に変えたい人と円をドルに変えたいひとをマッチングさせるもの。

 

1万ドルを円にしたいひとと100万円をドルにしたいひとをマッチングして、

日本円 → 日本円

ドル → ドル

という国内の送金のみで仮想海外送金を実現します。

 

だから、国をまたぐために必要な各国への手数料とかそういうのが不要でかつWebで完結するサービスだから運用コストも安い。

 

さっきの例だと、

3万ドル → 297万円

みたいな送金ができます。

 

手数料は半額以下。

(正確に言うとすでにTransfer wiseの利用者が多いので直接的なマッチングはないが、理屈はそういうこと。)

 

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2. 為替手数料無料のクレジットカードをアメリカで作っておく

 

これは英語で、

  • No foreign transaction fee

と謳っているクレジットカードを日本で使う。という技です。

 

 

要するに日本で1万円の買い物をアメリカで作ったクレジットカードで実施し、お金はドルで引き落としてもらう。というもの。

 

こうすることで、海外送金手数料無料で日本でドルを使える。

という状況が実現します。

 

クレジットカードの選び方はこちらを参考に。http://djoo.hatenablog.com/entry/2018/02/10/030206

 

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3. 生命保険に入っておいて口座はそのままに。

 djooは2.とのあわせ技で、海外口座そのままにしておいてます。

そして、この生命保険に入っておく。というのを特におすすめしてます。

 

日本の保険ってめちゃくちゃ高いの知ってますよね?

この保険。というものの考え方はちきりんさんのブログに譲りますが、

大半の保険は不要 - Chikirinの日記

 

私の言っている保険というのは、

「万が一何かがあったとき、自分の資産ではどうにもできない状況を回避するためのもの。」

いわゆる本来的な保険をさします。

 

日本における医療保険や年金型の保険、貯蓄型の保険などは、全部保険ではなく資産運用の1手です。

 

例えばご主人が死んだときに残された家族はどうやって生きていくの?

みたいなのに備えるのが保険です。

 

んで、

私は掛け捨て生命保険しか。入ってません。

djoo.hatenablog.com

 

ここにも書きましたが、日本で住宅ローンを組んでいることによる、団信(死んだとき住宅ローンが棒引きになる制度)+掛け捨て生命保険でとりあえず子供が成人するときくらいまでに死んでもどうにかなる。という計算が成り立っているからです。

 

 

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んで本題。

 

アメリカの掛け捨て生命保険。

ものすごく安い。

 

例えば、日本のライフネット生命は2,000万円の生命保険を20年かけると、

月額約3,200円

f:id:djoo:20191211103252p:plain

これでも国内の大手生命保険会社に比べると格段に安い!

 

でも、、djooが入っている保険はほぼ同様の支払額20万ドルに対して、

月額1450円

この差。です。

 

これは他のエントリでも書いていますが、要するに金融市場の成長性の差。です。

平成の30年で日経平均が全く上がらなかった。

みたいな記事が出回っていますが、様子するに集めたお金を的確適切に運用できる市場環境であるかどうか。の差。

もちろんオペレーションコストの差もあるでしょ。

 

保険のおばちゃんがBMWを毎年買い換えるだけの給料をもらえているのは、その分掛け金が高くなっているだけ。です。

 

なので、営業コストとかマーケティングコストを最も低くして、掛け金に対してシア的な分配ができ、かつ運用が整う。という条件が揃うと、保険代が半額になるわけです。

 

 

で、このアメリカの保険の場合は、

アメリカに住んでいるあいだしか入れません!

 

なので、お金の使い方として、保険に入っておく。

というのは本当にお得なわけです。

 

もし、アメリカに永住してアメリカの保険に入る。ということであれば実はそんなにお得感はないかも。なんですよ。

 

それは他の金融資産でも同様の利益を得る可能性があるから。

 

でも、それを日本で生活しながらアメリカの市場で運用できる。

というのが旨味なわけです。

 

デフレの日本で使うお金をインフレのアメリカで運用して、為替相場も円安傾向。

これはもちろん仮説ですけどこういう状況を理解した上でドルをそのまま生命保険にしておく。という選択をしたわけです。

資産運用に関してはこちらから。

http://djoo.hatenablog.com/entry/2019/01/15/163453

 

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海外赴任というのは、かなり恵まれたスーパーラッキー待遇です。

 

給料あがり、経験がつめ、かつ異なる国に住むことで得られる様々なメリットを享受できる可能性がある。からです。

 

その価値をただ住んでいるときのものにするのか、

自分たちの人生に長きに渡って使い大きくしていくのか。

はdjoo自身もすごく色々と考えたことです。

(転職も資産運用も同様の考え方がベースになります)

 

だから、ダラダラと海外赴任を伸ばすことで贅沢な暮らしを楽しむ。

みたいな赴任者も多い中で任期途中で帰ってきてしまったわけです。

(コンフォートな刺激がなく成長もないですからね)

 

話は右に左にそれまくりましたが、海外赴任者にとって考えておいて損はない話かな。と思います。