ベンチャー企業から転職して、外資系企業の戦略コンサルタントになります。②転職活動編
のような転職している自分の転職備忘録です。
まず最初に。
転職活動をするにあたり、まず読み直したのが以下の本。
採用基準を理解するために読んだのではなく、
そこで求められるような成長がいまの会社で得られているかどうかを改めて確認しました。
とりあえず、この本はビジネスパーソン全員が読んでおいて損はない良書
この本の基本的な考え方を知った上で日々の仕事に取り組むかどうかで、成長度合いが全く変わります。
できる人には当たり前の考え方なのかもしれませんが、
普通の人はとりあえず読んでおいたほうが良いです。
- 作者: 伊賀泰代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内定までの転職活動スケジュールは結果的に以下のような感じ
・現職でワクワクが減ってきたと感じる (4月後半)
・ビズリーチの転職シグナルをONに (5月前半)
・エージェント経由で書類提出コンサル5社 (5月前半)
・3社通過、1社一次敗退、2社最終 (~6月後半)
・追加、2社(事業会社、コンサル)、書類提出 → 最終へ (~6月後半)
・最終を4社受けて、3社内定 (7月前半)
所感
・面接は慣れ。本当に慣れ。何回か受けてる間に自分の推しポイントとか、説明の盛り上げ方みたいなものが見えてくるので、最初の方は多分だめだと思っておいたほうが良いです。
・私自身、コンサルは向いてない。と何回も思いましたが、何度か面接にいってるうちに結果としてコンサル楽しそう。と前向きになりました。
・ケース面接対策は2冊の本を1週間くらいでさらっとやって臨みました。
※最終入社する会社のケース面接がすこぶる評価が高く、結果最終までのその評価が引き継がれたのでめちゃくちゃ選考が早かった。
戦略コンサルはケースの出来不出来でまずは足切りされるのでちゃんとやっておいて損はないです。1週間もあれば要点つかめるようになります。長々勉強するもんでもないと思います。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート―「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
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東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
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ちなみにこれらの本、kindle版で大丈夫です。
直接書き込むことはなく、課題やるときにはどうせノートに書いていくので電子書籍でOK。そのほうが安いし持ち運びも楽です。
面接はひたすら考え方を見られます。
志望動機や大義も大事にされるのですが、課題やお題に対してどう考えてどう結論を出してどのようにプレゼンするのか。こればっかりを見られます。
これはケース面接突破後の面接で、です。
例えば、現職に近い業界を引き合いに出されて
「来週1時間、A社の社長と1時間面談できる。何を提案するか?」
「その提案内容を考えたのはなぜか?」
「A社の10年後の強みを作るとしたらどうするか?」
「A社と競合する、他の業界の会社はどこか?」
などです。
こういう質問を1時間の間で繰り返しされます。
私は大変ではなかったのですが、とりあえず考え続ける必要があります。
そして、その考える過程を面接官は見ています。
ってことで、相手に合わせるんではなく、とにかく自分の考えを正直に伝えるようなスタンスで臨むべきです。
答えを探しにいった瞬間にアウトです。
なぜなら、探しにいってしまうと、根拠化希薄になるので、2つ目3つ目の質問でボロが出ます。
ちなみに、話してる間で仮説があってなさそうだ。とか、
やっぱりさっきのやつはこう考え直したほうが良さそうだ。
みたいなのは結構合ったんですが、それでも受かりました。
正直に自分の考えをアップデートしていったほうが、無理くり今まで自分が喋った話を正当化するよりも好印象?なのではと思います。
後半30分はひたすら質問しまくる
前半30分、やたらと細かい質問ばかりしてくるので、
後半の質問タイムでは、ここぞとばかりに質問しかえしてやりました(笑)
これは悪意があったわけでは、なく、どう答えるのか。というのをもしかしたら上司になるかもしれない人に対してぶつけて、本当にこの会社でやりたいことができるのか?
を見極めてました。
(こういう部分でも、入りたい!ではなく、やりたい!がちゃんとある人は強いと思います。質問に具体性が出ますし、入ったあとの具体的な業務の話になります。)
例として、以下のような質問をぶつけてます。
・案件獲得時、パートナーレベルの人はクライアントに提示する仮説をどのくらいの精度で示せるのか?それはなぜか?
・インダストリーとファンクションで分けたとき、面接官さんはどこのあたりか?
・活躍している人はどんなひとで、採用HP以外の部分で求める人材像はなにかあるか?
・御社の強みはこういう部分だと考えるが、他になにかあるか?
ちなみに、事前に聞きたいと考えていたのは活躍してる人の像、くらいであとは即席です。即席、というか会話の中で自然と疑問に思ったことを追加質問する感じです。
なんとなくですが、
質問→回答→次の質問
は良くない気がします。
質問 → 回答 → 追加質問 → 回答
くらいのほうがよいです。
まあこれは当たり前で、
好きな野菜はなんですか? → にんじんです。
終了。よりは。
なんでにんじん好きなんですか?どんなふうに食べるんですか?
みたいな追加質問があったほうのが、本当に聞きたいんだな。って思いますよね。
これは面接官も全く同じイメージだと思うのですが、
知りたいことが明確にあって、その知りたいことに対して色んな角度から突っ込み入れるという感じです。
多分質問力とか聞き出し力とか、サマリー力とか追加質問力とか、
そういうのもなんとなくアピールできたんでしょうね。
(ただ細かく質問しただけなんですが)
ちなみに僕の場合は、内定出たとこの面接官の家の場所とか学歴の話とかまで、
話が広がりました。
質問したわけではないですよ。もちろん。でも結果的にそういうとこまで話が広がったということは、まあそれなりに盛り上がったんだとは思います。
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まあ、こんな感じで比較的スムーズに転職活動終了できました。
文章中には表現しきれていませんが、いろんな葛藤とか悩みとか、結構ありました。
どこも受からないんじゃないか、とも何度も考えましたし、向いてないとか合ってないなんてのも考えました。
あとは、やりたいことってなに?っていうのをしっかり固めるのにかなり時間がかかりました。そもそも転職なんか時間も労力もかかるのでほんとはやりたくないので。
最終、やりたいことなんて100%わからないので、やってみたいこと、挑戦してみたい、なってみたい将来像、みたいなふわっとしたものを言語化していきます。
言語化とその思考プロセスが叩かれていれば良いと思います。
今、コンサルは人を沢山求めているようで求人はたくさんありました。
みなさんも頑張ってください。