格安データSIM+IP電話+キャッシュバック = スマホの維持費を月額300円以下に

djooが日本に帰るにあたり、スマホの契約をどうするか色々と試算しました。

 

数年前、日本にいるときにはすでに格安SIMを使っていましたが、その後北米駐在中に沢山のサービスがスタートしているようです。

 

アメリカでもUnlocked phone(シムロックフリー)の携帯を使っていましたので端末はそのまま今のものを使い続けるとして、SIMのみの購入。

 

結論から言うと、どのサービスも大して値段の差が無い。

というのがわかりました。

 

 

大体、1600円前後で毎月3GBのデータを使えるプランです。

実測値での通信速度には差があるようですがまあ、Wifiが繋がらないところでそれなりの速度でネットができればいいと考えているdjooにとっては通信速度は大した問題ではないです。

 

3Mbpsくらい出ていれば十分。

 

ということで、安いSIMを探す。というアプローチは無理そう。

 

んで、切り口を広げて考えてみたところ、以下の部分で更にお得になる可能性あり。

 

・キャッシュバックやポイント還元などでお得にならないか

・通話SIMをやめてしまうことはできないか。

 

さてさて、前提としてdjooが考えているSIMは自分と奥さんの分の2つ。

 

仕事では使うかもしれないけどそこまでヘビーユースはしない。

 

 

ということは、ラインが使えて、Gmailが見られて、Google MAPとナビが使えて、さらにちょこっとネット検索ができればOK。

 

ということで至った結論は、

・毎月3GBのデータSIMを契約して、Smartalkの050IP電話を契約。

・更にカカクコムなどのキャッシュバックキャンペーンを利用して1年に一度位の頻度でデータsimを買い換える。

 

これです。

ちなみにデータの使用量を3GBとしたのは実測値ベースで必要量を算出した結果。

 

アメリカでは4GBの契約していましたが、だいたい月に2GB-3GBくらい使ってました。

ときには4GBを超えるときなんてあったりして。

 

 

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さて、金額計算も含めて、メリット・デメリットをまとめてみます。

 

メリット

・月額契約料金がお得に。

 → データSIMの場合3GBで月900円くらいが相場。これは通話SIMに比べるとマイナス600円-700円(夫婦二人で年間17,000円程度の節約に。)

 

・契約期間の縛りなし

→ 通信会社の選択自由。いつでも乗り換え可能

→ キャッシュバックキャンペーン使い放題。

(ただし初期費用3,000円とキャンペーン適用契約月数があるため更新は1年に一度かな)

 

MNP関連の手数料や手間が無い。

(端末/回線に関係なくSmartalkのアプリが使えれば自分の電話番号を保持可能)

 

・通話料金が安い

IP電話の基本通話料金は通常の通話SIMの料金よりもお安い。

楽天でんわとかのサービスと比較すると大きな差は無いですが。

 

・一部の050同士の通話は無料

 

 

デメリット

・通話品質が悪い可能性がある。

(通話用の電波帯域ではなくて通信用の帯域を使用するため不安定/LINEやSkypeのような感じ)

 

・090、080始まりの番号がもらえない。

 

・通話の際にデータ通信が必要になる。

 

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こんなところでしょうか。

 

要するにどれくらい電話をするのか。というのがこのプランを選ぶ際には大事なポイント。

 

ちなみに、IP電話の費用に関してはこちらの記事を参照しました。

スマホ用IP電話アプリ比較表(料金・通話料・機能) - スマホでんとく

 

決め手は月額料金が不要で固定電話/携帯電話の双方に同一の料金で通話できる点。

さらに、必ず相手に番号の通知がなされる。

 

そして、いろいろなものに登録する電話番号を持っておきたかった。

050の番号があれば固定電話や携帯電話からの電話も受けられる。

 

要するに殆ど使わないけど電話番号を持っておきたい。と考えたときに最安の方法が050IP電話であると結論づけたわけです。

 

 

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これらの結果を踏まえて一体いくら位お得になったのか検証しましょう。

まず今回購入したSIMは以下のもの。

 

kakaku.com

 

このプランでは1年後に合計で11,000円のキャッシュバックが得られます。

月額900円のSIMを契約することで1年後に11,000円のキャッシュバックということは、12ヶ月 月額料金無料。ということです。

 

さて、キャッシュバックがあるプランは他にも幾つかありました。

そして通話SIMとの料金比較も含めて下記の表を作ってみました。

 

会社 プラン 1年間実質総額 月額料金 初期費用 キャッシュバック 備考
楽天モバイル 通話SIM 3.1GB ¥9,994 ¥1,600 ¥3,394 ¥12,600 初月無料分をキャッシュバックとして計算
楽天モバイル データSIM 3.1GB ¥5,294 ¥900 ¥3,394 ¥8,900 初月無料分をキャッシュバックとして計算
ビッグローブ 通話SIM 3GB ¥8,594 ¥1,600 ¥3,394 ¥14,000  
ビッグローブ データSIM 3.GB ¥3,194 ¥900 ¥3,394 ¥11,000  

 

この結果、これは1年間の実質総額比較です。

月額では無いですよ。年額です。

 

赤字のビッグローブ データSIMを使った場合、一ヶ月に266円です。

この結果は衝撃的ではないですか?

 

通話SIMのがキャッシュバックは大きいですが、年額で計算すると4,000円くらい高い。

 

4,000円なら通話SIMでもいいかな?と思ったあなた。

ここからがデータSIMの本領発揮ポイントです。

 

キャッシュバックプログラムを1年毎に使い倒して再契約を続けていく。

上述したように、最初の1年間の年額料金は4,000未満と格安だと説明しました。

 

しかし、2年目はキャッシュバックもなく、通常の900円が月額基本料金として必要になってしまいます。

 

そこで、1年後にキャッシュバックを貰った後に、この契約を解約して、また新たにSIMを契約し直す。

すると、理論的にずーっとこの価格でSIMを維持できます。

 

この方法を使うときの注意は通話SIMではMNP転出転入手数料が発生してしまう。

また契約の縛りがありますので、キャッシュバックを受け取ったあとも契約を続けざるを得ない状況になる可能性が高い。 

 

一方、

データSIMの場合、解約手数料もMNP転出転入手数料も不要なためこの方法がお得に使えます。

 

ここが一番のポイント。

 

サービス・プロバイダ各社は、新規顧客獲得と既存顧客離れを食い止める、ことに躍起になっています。

しかし、データSIMの場合、新規顧客獲得のためのキャッシュバックがある一方で、既存顧客離れを食い止める効果のある、MNPの手間や解約手数料、契約期間などの縛りが皆無に等しい。

この差を利用した作戦です。(作戦というと大げさですが。。。)

 

解約と再契約の手間を惜しまなければ、この価格は維持できるはずです。

 

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実際問題、解約や再契約するための手間や負担もほとんど無いと言っていいでしょう。

ネットでポチポチやって、送料無料でSIMが家に届けられます。

 

1年に一度、この手間をかけることによって、何もせずデータSIMの契約を続ける場合に比べて実に10,000円以上もお得に。

 

SIM一枚の申込みとセッティングに1時間かかったとしても時給10,000の価値がある仕事です。

 

 

もちろん、キャッシュバックキャンペーンがいつまでも続いていくとは思っていませんが、格安SIMのほとぼりが冷めるまではしばらく各社がそういうキャンペーンを続けていくでしょう。

 

 

そして、ほとぼりが冷めた頃にはまた新しいサービスが生まれているはずです。

そんな時でも、解約手数料無料ですのですぐに新しいサービスに乗り換えられる。

 

 

選択の自由があるというのは素晴らしい。