投資の考え方②

 

1. 投資の目的と目標をはっきりさせる

→ こちら

djoo.hatenablog.com

 

2. 投資の対象とこれまでの成果 ← 今回はこれ

 

3. 投資をすることで考えるようになったこと=副産物

 

こんな感じの見出しでダラダラと書かせていただきます。

 

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2. 投資の対象とこれまでの成果

 

前回の記事で毎月7万円を年率5%で運用する必要がある。と結論が出ました。

 

さて、では年率5%で運用できる商品を探してみましょう。

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まず、結論から書きますが、最終的にはSP500 ETFを買い続けることにしました。

 

 

 

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まず私が勉強になったなぁと思ったのは、基本的に大半のメジャーな投資対象に良し悪しはない。ということです。

つまり、絶対に儲かる投資商品や絶対に損をする投資信託などは存在しないということです。

(一部の手数料が高すぎる投資信託などは損をする可能性が高いとは思いますが。。。)

 

違ってくるのはリスクとリターンのみです。

 (備忘録を兼ねているので言葉の説明をちょいちょいはさみます)

 

私も知らなかったのですが、投資の世界で言うリスクと言うのは、一般的な使われ方のリスクとは若干違うように感じました。

 

例えば普段の生活でのリスクというのは、大病を患う可能性や事故に合う可能性、会社が倒産する可能性など、危険でネガティブなことが起こる確率?みたいなもんだと感じています。

 

しかし投資の世界でのリスクは以下の様に定義されています。(これは投資信託の説明からですが。)

投資信託では、投資信託の値動きの幅が「リスク」です。値動きの幅(リスク)の大きい資産ほど、期待できる収益(リターン)が高い傾向があります

 

つまり、ハイリターンな商品はハイリスク。なのですが、それは失敗と成功の確率ではなく、ブレ幅ということ。

 

以下もモーニングスターのページより。

図1:最大・最小リターン(1年)

最大・最小リターン(1年)

 

例えば、日本債券。国債は最大で一年で16%上がる可能性がある一方で最大で2.9%しか下がらない。

要するに安定していると考えられますね。

 

一方で外国株式は1年で株価が1.5倍になることもある一方で3割も株価が下がってしまう可能性がある。

つまり変動が大きい。これをボラティリティが大きい。と表現するそうです。

 

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さあ、本題にもどって、では5%のリターンを期待できる投資商品は無いのか?と考えてみます。

 

まず投資商品と言っても、金やプラチナ、日本株、米国株、債券、REIT等様々ありすぎでよくわかりません。

 

ということで、私は一つの考え方を定めてそれにそって選ぶことにしました。

「今の資本主義経済が今後も続いていくという前提で考えた時に、アメリカはやはり王者として君臨し続けるであろう。」

「経済成長率とともに考えていきたいのがインフレ率である。インフレが起きている場合、通貨の価値は毎年下がり続け、結果として、世の中のモノの値段=株価や投資商品の値段も通過と比較して相対的に上がり続ける。つまり安定的に経済成長とインフレが起きる国で投資をすべき」

 

一般的に投資と言うと、私もそうでしたが、トヨタとか三菱商事とか、そういう企業の株を買うことだと思っています。

 

しかし、日本企業や日本の株価と言うのは変動幅が大きい割にはリターン、というか成長率が低い。

 

 

日経平均とSP500(アメリカの優良株上位500を集めた投資信託みたいの)のリターン比較をすると。。。

日本株に30年間投資していたとすると


データでは、1993年までしか配当データがないので、変動益のみで計算します。そうすると、過去30年の運用成績は0.1838%

日本株に30年ずっと投資しても年平均0.1838%しかリターンを得られないという残念な結果になってしまいました

 

これはもしも住宅ローンを組んでいたら大きな逆ザヤになってしまうリターンです。

 

住宅ローン、めちゃくちゃ安いとは言え今は0.5%くらいの金利ですからね。

 

sp500に30年間投資していたとすると


過去30年の運用成績は9.89%。ITバブル、リーマンショックという金融危機を経験したものの、30年間前からS&Pに投資をしていれば、年間10%近い成績を残せることができています

 

この差です。

この差。これはつまり企業の単純な成長率ではなくインフレ率が大きく寄与しているのです。

 

日本はデフレですよね。

 

 

デフレというのはお金の価値が高いのでお金は使わずに保管しておくだけで、モノの値段がドンドンを下がっていくという世の中です。

 

 

つまり、日本人として、日本にいる限り実はついつい貯金をしてしまうのは当然のことなのかもしれません。

 

理にかなっています。

 

 

 

しかし世界と日本を比較した時にここまで成長率の低い先進国は他にありません。

 

 

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脱線しまくりますが、フォーブス誌がやっている億万長者ランキングはご存知ですか?

 

 

 

あのランキングトップに昔日本人が二人がランクインしていました。

 

 

一人は西武グループの元代表堤さん

もう一人は森ビルの森さん

 

 

そう、日本人は昔は世界で一番お金持ちだった。

でも今は違います。

 

 

ビル・ゲイツフォーレンバフェット。

最近ではamazon創業者のジェフ・ベゾスなんかが入りそうだと聞きました。

 

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さあ、このランキングは保有現金ランキングではなく、資産ランキングです。

 

 

そして彼らの資産の大部分は、、、

 

 

そう、自分が創業した会社の株です。

 

 

 

注目すべきはその金額です。

 

 

 

1994年当時堤さんは85億ドルの資産で世界一に輝いています。

 

 

しかし、それから20年後の2014年はビル・ゲイツがその約9倍の資産760億ドルで世界一です。

 

果たしてこれは、ビル・ゲイツがすごすぎるというだけの結果なのでしょうか?

 

 

いや、違います。

 

 

物価の違い。つまり日本とアメリカのインフレ率の違いもその結果を大きく左右しています。

 

 

脱線をもうそろそろ終えますが、つまり何が言いたいかというと、日本とアメリカ、その他のインフレを起こしている国ではそもそもお金の価値そのものがどんどんと下がり続けるため、額面上の金額は毎年大きくなり続けます。

もしもそこに投資していたとすれば。

 

 

私が考えたのは、この差を活かすことで日本に住んでいながらアメリカ並みの成長を享受し、その結果日本での生活をより豊かにする。というアイディアです。

 

 

もしもアメリカでアメリカの株を買っていてもそれは日本人が日本でアメリカの株を買うことほど有利な結果は生みません。

 

 

それはインフレしているため、モノの値段が上がってしまうので、お金が増えてもその分モノの値段が高くなると買えるモノが大きく増えるということは無いのです。

 

 

一方で日本では物価上昇が低い為、アメリカ株の上昇分はそのまま日本国内で考えると富の拡大になります。

 

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最後に、sp500の平均リターンをもう一度ご紹介しておきます。

 

30年平均で9%超えのリターンです。

 

これは驚異的でも何でもなく、アメリカの優良会社の平均です。

 

もちろん見て分かる通り、時折大きく下落している局面はありますが、それでも長い目で見ると上昇しているのがよくわかると思います。

 

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それが今後も揺らがないと信じ、アメリカ株での長期運用をしてみます。

 

 

ちなみに今は140万円持っていて、+3万円位です。+2%ですのでまだまだです。

 

 

トランプ政権発足後に買ってしまったので高値買い感が否めませんが、まあ毎月コツコツ頑張ってみます。

 

 

※私はマネックス証券で米国株を買っています。