日本農業① -農業のことなんて考えてなかった自分-

はじめに。

 

日本のお米は美味しいと誰もが信じて疑わないでしょう。

私もそれには大いに賛成です。

 

しかし、誰もが世界一美味しいお米を食べたいと思っているのでしょうか?

例えば、私が日本にいたときの記憶です。

銘柄によりますが、10kg 3,000円 - 4,500円くらいでお米を買っていました。

 

確かに美味しかった気がします。

お味噌汁にもお新香にもお肉にもよく合って。

 

でも、二年前から住んでいる、ここアメリカ西海岸で買うお米も意外とまずくないのです。

そして何より驚いたことはとても安いということ。

 

安売りしているときだと15lb(lb=約450g) で $10くらいです。

大雑把に計算して、10kg 1500円くらいでしょうか。

 

 

私はシンプルに、なんで日本のお米は高いのだろう?と疑問を持ちました。

そして、特にこだわりがない人はこのお米と価格で十分満足できるのでは?とも。

 

 

私は食にうるさい人ではないので、はっきり言って、日本でこのお米が売っていたらコシヒカリとかあきたこまちを買わずに、カリフォルニア産のジャポニカ米を買います。

 

なぜなら安いから。そして私にとっては十分な味だからです。

 

 

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さて、今まで全く興味も関心もなかった、日本のお米、ひいては農業に関してググってみると、出て来る出て来る、日本農業が抱える問題の数々。

 

日本で生まれてから30余年。

毎日のように食してきたお米や野菜。

 

自動車やパソコン、洋服や医薬品なんかよりもよっぽど身近でよっぽど大事な日本の農業が腐敗しきっているということがやっとわかってきたのです。

 

そして同時に今後日本が世界と戦っていけるほぼ唯一の産業が農業だということも理解できました。

 

今後、複数回に渡り、日本の農業が抱えている問題とその問題の解決方法。

そしてその問題が解決された暁にやってくる、新たな日本の基幹産業としての農業という未来像に関して、外野中の外野の私が書いていこうと思います。

 

-参考文献集-

 

 

いくつか本も読みました。

 

GDP4%の日本農業は自動車産業を超える (講談社+α新書)

GDP4%の日本農業は自動車産業を超える (講談社+α新書)

 

 

 

農業問題: TPP後、農政はこう変わる (ちくま新書)

農業問題: TPP後、農政はこう変わる (ちくま新書)

 

 

 

農協 (朝日文庫)

農協 (朝日文庫)