いくら金融緩和をしたって景気は上向かない。-日銀、金融緩和運用柔軟に 長期金利の変動容認-
日銀が引き続き金融緩和し続けると発表しています。
ただし、今の日本社会においてはいくら金融緩和、いわゆる長期金利の引き下げと量的緩和、日銀による国債の買い入れを続けていても、過去20余年の実績から景気は良くならないと証明されている。
一時的に円安に持っていくことで輸出業の業績が上向いたように見えるがそれは根本的な景気対策ではなく、一時的な安倍政権の票集めに近い。
もちろん、一時的に景気が上向いたように見せることによって、そこからいろいろな問題の解決をしやすくする、つまり消費税を上げるというのは世論を勘案すると悪くないと思う。
しかし、日銀はもう少しまともに中央銀行としての役割を果たすべきだと思う。
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そもそも、金融緩和によって景気が回復するロジックというのは、「供給されたお金は必ず消費される」という前提に立っている。
つまり、
1.銀行から企業に、安くお金が貸し出される
2.企業が設備と雇用への投資する
3.商品が世の中に出回る&給料が上がる
4.みんながお金を使う
5.企業が潤う
→ 2.へ
という流れ。
ただし、先程も書いたように、ここ20余年でおきているのは、
1.銀行から企業に、安くお金が貸し出される
2.企業が設備と雇用への投資する
3.商品が世の中に出回る&給料が上がる
4.みんながお金を使う ← これがない
5.企業が潤う
→ 2.へ
要するに、たとえ給料が上がったとしてもみんなお金をわんさか使わないよね。
ということです。
考えてみてください。
いきなりボーナスが100万円入ったからと言って、いきなりクルマを買ったり、家電を買ったりしないでしょう?
しかも、お金が多く入るのは、実は給料をもらっている層ではなくて、株の配当で潤っている高齢者層。
高齢者がいきなりレクサスのスポーツカーをバンバン買ったりはしない。
(超金持ちは買うかも)
高齢者は潤ったお金を何に使うかというと、ズバリ、貯金します。
だって、人生100年時代。今後が不安ですもの。
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そもそも、今の日本の景気が悪いのは、
「お金がなくてみんながものを買えない」
と考えているとしたら政府は全くの無知と言って良い。
今の国内の景気が悪い理由は
「ものがたくさん余ってて、お金をわざわざ使うほど欲しいものがない」
という状況。
更に、子供ができて家を買って。という世代が30年前と比較すると15%減ってるわけでそりゃー日本の消費は下がっていく。
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んで、更に怖いのが、このまま金融緩和を続けていくと、日本の価値を大きく毀損する可能性があるということ。
それはどういうことかというと、中央銀行が発行している日本銀行券というのはそもそも日本の国力を担保にしているという根本的な部分を国民が理解していないから。
怖いストーリーというのは。
・日本銀行券の価値は日本国の納税力を担保にしている
・しかし日本国は納税以上に借金の返済(国債残高)が高い = 赤字
・赤字の国でも成長余力がアレばみのがしてくれる
・けれども日本って成長余力が見込めない
・ってことは、日本国が発行している国債の価値って無いのでは?
・国際価格暴落=金利の急上昇=物価の急上昇
これってジンバブエとかでおきたハイパーインフレと同じ流れです。
これが起こるとどうなるかというと、日本円の価値がゴミクズになります。
今までせっせとためてきた日本円に価値がなくなるということです。
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上記の様なことをちゃんと考えるためには、以下の様な考えを身に着けていく必要があります。
・そもそもなんで不景気なの?っていうか不景気ってなに?
→ はいどうぞ。
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・既存の日本の資本主義経済(=日本円をベースにした経済)に100%依存しないように注意しましょう。
→ こちらをどうぞ
・そもそもお金って何だっけ?
→ これが勉強になりますよ。
・金融緩和が意味なくて危ない理由は?
→ こちらをどうぞ。
・日本円が信用できなくなったら何を拠り所に日本で生きていけばいいの?
→ 日本には豊かな自然(=資本)があります。
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・自然だけじゃちょっと。。。
→大丈夫。日本人には幸せになれるストックがたくさんありますよ。
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と、藻谷さんの本推しになってしまいましたが、古めの本から新しい本まで、本日の日銀の発表が昔から変わっていないと理解できますよ。
では。
妻が専業主婦を選んだ理由とは? AI時代を見据えた、先進的&合理的な選択がそこにはあったようです。
「寿退社をしない。」
「子育てしながら働き続ける。」
今では当たり前になってきている、上記の様な発想。
なんでその様なキャリアを選んでいるのか考えてみます。
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彼女たちが働きながら母親を続けている大きな理由の一つに、「キャリアを途切れさせたくない」という発想があります。
一度正社員を辞めて家庭に入ってしまったら、子育てが落ち着いてきたタイミングで復職するのが難しくなると考えているのです。
なるほど。
正社員としていつまでも働き続けたいから、母親業と仕事の両立をするのですね。
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残念ながら、よほど仕事が得意で好きな人でなければ、頑張って母親をやりながら仕事を続けても幸せにはなれないのではないでしょうか。
20年前であれば確かにそのようなキャリアを描けたのでしょう。
しかし、今の世の中なかなかそれを目的に大切な子育て機械を保育園に預けて嫌で働き続けるというのはナンセンスです。
というのも昨今のニュースで皆様ご存知の通り、
仕事の半分以上はコンピュータに置き換えられて人が余っていく
という状況が近い将来やってきます。
さて、最近の女性で、子育てをしながら働き続けるという選択をした人のなかに、
本当は働きたくないつまらない仕事だけども正社員としてのキャリアに穴を開けたくない、また復活した時のポジションがないのが困る、という理由である種、打算的に仕事を続けている人がいます。
今の仕事が楽しくて仕方がなく、辞めたくないから辞めないのではなく、辞めるとなんとなく困りそうだから辞めない。という選択です。
しかし、がんばって、無理をして子育てと仕事を続けたとしても、それらの方々の多くは報われない気がしています。
つまり、一生懸命子育てしながら保育園に子供を通わせて時短勤務を続けたとしても、ちょうど子供が親離れをしていく10年後15年後にはその仕事自体が世の中から必要とされなくなるという可能性が高いためです。
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働きたくて働いている。
楽しいから働いている。
という方もたくさんいます。私もそうです。
手前味噌ではありますが おそらく一般的に楽しいと思える仕事はなかなかコンピューターに置き換わらないではないでしょうか。
楽しいというところの感じ方は人それぞれだと思いますが基本的には人間が人間として クリエイティブに何かを作っていたり、人との関わり合いの中で人間らしく仕事をするということにおそらく人というのが楽しみを見出すはずです。
「そういう意味で言うと楽しく働いているから仕事を続けたい。」
「少々無理があっても子供を保育園に預けながら時短勤務でクリエイティブな仕事をし続けたい。」
そういう方は私は100%応援します。その選択はナンセンスなものではないと思います。
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ただし前述のように嫌で嫌でしょうがない仕事をキャリアに穴が空くのを防ぐためという理由で、どうにか子育てしながら続けていくというのは必要なくなる選択のはずです。
とはいっても実際に10年後に本当に半分の仕事がなくなるのかというとそうではないでしょう。
20年後に仕事の半分がなくなるなんて到底思っておりません。
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しかし仕事が楽しいかどうかという観点で考えた時に実はなくなってゆく仕事。すなわち、世の中からいらないよ。と言われている仕事を続けていくのは苦悩以外のなにものでもないでしょう。
できれば需要が増して引く手あまたで色んな所でキャリアを築いていけるような、そんなスキルやキャリアを持って楽しく仕事をしていくほうのがよいと思います。
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最後に公務員の方々はキャリアに穴が開くとかそういうことを心配する方はあまり多くないと思います。
充実した産休育休制度に加えて戻りたいと言った時に戻れるポジションを確保してくれるからです。
ただし上述したように世の中からいらないよと言われている仕事を 我慢しながら続けていくという状況はむしろ公務員の方が多いでしょう。
それはつまり競争にさらされず生産性を向上する≒人員削減をするというインセンティブが少ない公務員だからこそ、無駄な仕事をたくさんの人にやらせて人件費をたくさん払うという構造が変わりにくいためです。
ベーシックインカムが導入されてればより公務員の人たちの仕事の不要さが際立ちます。
公務員の方々がやっているような仕事の大半は本当は機械に任せておけばいいんだけれども、人員削減をすることが嫌だから泣く泣く人にやらせている系のものがたーっくさんありす。
でも、そんな仕事こそ、やってもやらなくても同じだけの収入を国から得られるようになるでしょう。ベーシックインカム的な発想で。
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つまりそういう機械にやらせても全然問題のない仕事に対して対価を払われず全く働いていない人が国からもらえる社会保障制度と同額程度の給料しかもらえなくなる。
そうなった際に再度自問自答してほしいのです。
本当に私はこの仕事をやりたいのか。
その仕事に人生の大部分の時間を費やしたいのか。
だってお金は国が社会保障制度として担保してくれているのですから嫌な仕事に大量の時間を使ってお金を稼ぐ必要なんて本当になくなってしまうのです。
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だらだら書いたようなこんなストーリーを妻がもし頭に入れているとしたらそれは本当にすごいことだと思います。
だって妻が専業主婦になると決めた決断はもう6年も7年も前のことなのですから。
妻は駐在員妻となって、なんちゃって語学留学のような生活をしていました。
外国人や駐在員の奥さん達とのコミュニケーションを広げて今でもシンガポールやタイ、シカゴなど、色々な所の駐在員妻の方達と連絡を取り合ってます。
休みの日には家族で会いに行くそんなような、ネットワークを築いています。
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話は少々されましたが本当に自分が今やりたいと思うことを素直に選べる、そんな勇気を持っている妻はすごいと思います。
日本企業の何でもコミコミ的な考え方はとにかくやめてほしい 。新型カローラ 若者向きを狙う?(笑)まずはマルチディスプレイは取り外して、スマホかタブレットを置けるようにしてほしい。
新型カローラが発表されました。
新型カローラ「50年ぶり若返り」 若者振り向く?:日本経済新聞
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO32422230Z20C18A6000000/
そもそも若者向けを狙うにあたって大事なことはまず、とにかく安いということ。
そして今の生活に合っていることだと思います。
最近の車に乗って一番の違和感は カーナビの場所、要するに運転する時にメーターの次に大事なポジションに無駄なディスプレイが付いていること。
ほとんど使わない車のラジオとか 車についているナビとかそういうのを使うためにあの特等席を 明け渡すのはもったいない。
まずはあそこにタブレットかスマホを受けるような 場所を作って、それでもって 低価格を目指すべき。
It のデバイスって本当にトレンドの移り変わりが目まぐるしい。
だから車に標準装備されているナビとか it 関連のものって 車両本体以上に古く感じてしまう。
つまりそういうものは根こそぎつけずに後からプラスオンできるようなそういう形を作って欲しい。
こういう無駄の多い発想って、結婚式場によく似ているのだけれども、その企業が 世の中に提供できる一番良いものだけを厳選して提供するということが優秀な会社の今の流れだと思う。
何でもコミコミのパッケージ化するのは受益者に対して不利益を被る可能性が高い。
例えば結婚式の場合、式場を予約したと同時に 花屋カメラマンが自分達で選べないというのはあまりにもおかしい。
最終的な価格に対するサービスのレベルがものすごく落ちてる。
車会社も一緒で、彼らが得意とするすることに注力してそのものだけを提供するようにしてほしい。
言わなくてもわかると思うけれども自動車会社にITは期待していない。 IT はGoogleに期待している。
自動車会社はいつまでも過去の栄光にすがらないで自分達は車両提供会社だということを認識して、それ以外のものは周りの得意な企業にお願いするというスタンスを作るべき。
それを早めにやらないといつまでたっても古いものを作り続ける会社だという認識になってしまって、他の自動車向けIT会社が伸びてきた時に仲間に入れてもらえなくなる。
こういう流れは電機業界ではすでに起こっていてそれに失敗したサービスとか商品というのは世の中からなくなっている。
例えば iPod が出た時ソニーはネットワークウォークマンというのを頑張って作ってた。
だけれどもソニーはあくまでもハードを作るメーカーであって IT サービスが下手くそだったからすぐに iTunes に負けてしまった。
あそこで無駄に意地を張らずにものすごく音質のいい iTunes 対応のデバイスをさっさと作っていれば今の iPhone の代わりに Sony の Xperia が世界一になっていた可能性だってある。
家庭用のプリンターとかもそうだと思う。
安いプリンターを売って、その後のインクで儲けるというビジネスモデルがすぐにサードパーティ製のインク販売会社に負けて各社は後悔している。
けど、あれもそもそもそんな儲け方をしようと思わないで
「インクは他社から買ってください。だけどもうちはどのサードパーティー製のインクでも OK になるような、そんな品質の良いプリンターです。」
という風に売ったほうがよいと思う。
まあ今は家庭用のプリンターという需要すらほとんどないけれど。年賀状とか過去の風習になりつつあるし。
( 個人的には今でもせっせと年賀状書いてる同世代って、すごく古い発想持ってるっていうことを他者にアピールしているだけのように感じてしまう。)
って事でつまりこれは、
もうどうする事もできないビジネス環境なのに無理に今までの売上規模を追い求めようとした結果の愚策
の数々である分けですね。
「市場環境が変わったのでうちの部門は昨対比マイナス5%が目標です。」
ということが言えない。
それがめちゃくちゃ問題。
「もうこの技術はいらないからこの技術に関する技術者を解雇しましょう。」
これもできない。
だって今30才のガソリンエンジンの技術者って、あとその会社で40年も働かなきゃいけない。
それはそれできついけど、ってことは会社は40年間もガソリンエンジンを作り続けなきゃいけないということです。
きっつ。。。。。。
じゃあ今の技術を流用して、新しい市場を目指すような新規事業を作ってみようか?
ということを考えるべきでそれを考えるのは経営者。
つまり経営者が現場に愚策を作らせてるという状況になる。
これができたのが富士フィルムの古森さん。
トヨタの新型カローラが新しい発想で本当に若者のニーズに応える車になることができればトヨタは復活できたかもしれない。
けれど、今回発表された記事を見る限り、緩やかに美しく衰退していく他の大手企業と同じになってしまう。
非常に残念。
民泊新法。また日本は孤立していくんですねぇ。
民泊新法が施行されたらしいですが、内容がガチガチ+地域行政もガチガチだから全然登録が増えない。
結局、
「ホテルとか旅館を守るため???」
としか思えない、既得権益守りにまた走る日本。
UBERのときもそうだったけど、コストと便益のバランスをもっとまともに考えられればこんなことは起きないのにね。。。
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■コストと便益
ここで言う便益っていうのは、日経の記事から抜粋すると、
「ヤミ民泊のように行政の目が届かないところで近隣住民とのトラブルも散見されていただけに、民泊新法はそうした問題をクリアできると期待されている。」
だけども実際は
「既得権益を守る」
ということです。(ホテルとか旅館)
んで支払ったコストと言うのは
1.「実質的に民泊禁止国」
という海外への宣伝。
要するに、観光立国とか抜かしておきながら民泊もUBERも無い国です。
The 過ごしにくい国 Japan!
2. 民泊による経済効果の喪失
昔買った地方の別送とか貸し出したいって人いっぱいいると思います。
んで、そういう別荘に憧れてるけど使いたいときだけ使えればいいという層もかなりいる。
「海の近くで1週間ぐらいバカンスしたい!!しかも安めに!!」←djooの願望が出ました。
また、民泊するならベッドメイクとかしないといけないから、そういう仕事も奪ったことになります。
また、ホテルも宿もまったくないけどスンバラシイ場所!
というところが観光地化していき、そこに雇用が生まれる大事な機会を奪ったわけです。
3. シェアリングエコノミーという概念を日本人に植え付けない。
djooはこれが一番大きいと思っている。
この概念。感覚的にはわかっているけど実際使うのとネットの情報とでは天と地ほどの差があります。
カリフォルニアにいたときにUBER、Lyft、airbnbなんかを利用したけど、アレは本当に便利。
あとは、すこぶる環境に優しいモデル。
省エネのクルマ作るよりも、今あるつかわれていないクルマにみんなで相乗りしたほうがよっぽど一人あたりの排出するCO2は減る。
家だって同じ。年に数回しかつかわれてないけど、自然が豊かなスンバラシイ場所にある家なら、たくさんの人が使ったほうが資源の有効活用。
まあこういう感じで、挙げていけばキリがない、シェアリングエコノミーの優れた点を体感できないまま、孤立していくのが日本。
--
「これって本当にコストと便益を比較したときに便益のが大きいのかな?」
といういわゆる普通の人が普通にやっている損得勘定を全く考え無いのが日本政府。
ヤミ民泊とか犯罪とか事件が起こる確立+その起きたときの被害額があるのかも知れないけど、そんなこと言ったら、クルマで事故死する人の数を考えればクルマなんて売れないはず。
どこかで、クルマで死ぬ人による経済損失よりもクルマが売れること、クルマに乗れることのメリットのほうが大きい。という判断があるからクルマが売れるわけです。(もちろん経団連の表がほしい。という本音も有るけどね。)
え?クルマの場合は死んだ人に対する保険で儲けているから問題ないって?
だったら民泊に対しても民泊保険を発売していけば、金融だって儲かるし、リフォームとか建て替え需要だって喚起できる。
つまり、特定の誰かの小さい利益だけを守ろうとするがために、全体としてものすごいマイナスになる決断をする。のが日本のお家芸。
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やっぱり、消費者目線でいけば遥かに民泊がはやったほうが面白い。
そもそも、旅行に行く人が増えると思う。
(一泊10,000円で家族4人が泊まれるんなら旅行に行こうかなって人はいたはず。)
google earthが出たとき、旅行業界から旅行に行く人が減る!って文句が出たらしいけど、結果的にはGoogle Mapで事前に色々を情報を集めて、実物を見に行く旅行が増えたらしい。
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だから民泊開始=ホテルの廃業ではなくて、
民泊で提供できない価値をホテルは提供していくべきなんですよね。本当は。
民泊で訪れた土地の近くにある大きくてきれいなホテルに泊まりたいと思う人だっているでしょう。
いい土地に民泊しにいったら、他の場所にも行ってみたくなるって。。。。。
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「国民の利益が。。。」って始まっている民泊新法ですけど、
本当の意味で豊かな国になっていくための方向性がいつも間違っていると思う。
ワールドカップに初回お試しキャンペーンにしないと。-銀座のクラブに行く代わりに接待でサッカー観に行けば?-
ワールドカップをサッカー嫌いな人の初回お試しキャンペーンにしないといけない。
強ければ見る。
強くないから見ない。
ではなくて、サッカーが提供できる価値を国民全員に試してもらえるのがワールドカップ。
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テレビや新聞、雑誌とかがにわかファンのために一生懸命情報発信しているのはよく分かるけど、できれば継続的にサッカーやスポーツがビジネスとして成り立つような、そんな魅力を視聴者や読者に伝える努力が必要かも。と思いました。
djooも昔はサッカーやってたんですけど、最近は全然見ません。
本当にワールドカップだけで、にわかファンのど真ん中にいるような人です。
んで、ワールドカップの勝ち負けとか、戦術とか、監督の能力とか、そういう報道はそれでいいんですが、その他に、テレビで、会場でサッカーを見る楽しさ。サッカーを見るということを映画やテレビを見る時間の代りにできるようなプロモーションを仕掛けていったほうがいい。
この当たりのプロモーションは一般消費者向けのものです。
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お手本にできるのはアメリカのスポーツビジネス。
彼らはビジネス化がものすごく上手で、カリフォルニアにいるときには全く興味がなかったNBA、メジャーリーグを何回か見に行きました。
例えば、djooが一緒に仕事をした現地の会社はおそらくどこかしらのスポーツチームの年間シートを買ってました。
んで、そのチケットを取引先企業の偉い人に配って、接待します。
VIPルームみたいな感じでご飯もお酒も無料で、クルマもバレーパーキング。(鍵を渡して、車停めといてくれるサービス)
ものすごく快適です。
試合もクイックに始まってクイックに終わる。
日本みたいに電車で混んでる中歩いて移動なんてありません。
贅沢な経験です。
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例えばですが日本でも、こういう感じでスポーツをビジネスの一部として捉えたプロモーションをやっていくべきだ思うんです。
山口 蛍はセレッソ大阪にいるんだから、
「日本代表の山口を見に行きませんか?S席が手に入ったんです。」
とどっかの飲み屋に行く代わりに取引先をサッカースタジアムに誘えば良い。
そういうプロモーションを、球団とスタジアムと地域の企業が一緒になってやっていくことで、一般消費者向けのスポーツ観戦。というビジネスモデルから、接待用に使える、銀座のクラブ的な存在になるはず。
キャバクラに行くよりもよっぽど健全な接待ですし、女性がバリバリ活躍している外資系企業とかIT企業なんかでも使える接待です。
日本だったら相撲なんかもいい感じですよねぇ。
まあいいやは一番良くない
前回のエントリに引き続いて日常ふと思うことに対する対応です。
めんどくさいなあと思うことは比較的悪くないと説明してしました。
そして、めんどくさいの次に出てくることでまあいいや。という言葉があります。
実はこのまあいいや。とめんどくさい。というのは 似ているように感じますが、私的には全然違う意味合いのものだと思っています。
まあいいやというのは めんどくさいなと思ったことだけども、これはやらないとダメだと判断したものに対して、
それでもやっぱり面倒くさいからやらなくていいという判断を覆す 行為です。
これはロジックで考えた時には必要なことだけれども、気持ちとかにやりたくないが勝ってしまうこと。
私はこのまあいいや。を やっぱり頑張ろうに置き換えた後から 人生が好転したと感じています。
受験勉強でも仕事でもそうですが、80%、90%まで終わってあと、ちょっとを詰める時 に
今日はまあいいか、このぐらいにしておこう。
と 作業を辞めてしまうか 、
よし!と最後までやりきるかでその後大きな差になります。
なので私はまあいいやと思った時こそもうひと踏ん張りするようにしています。
そして、まあいいやの怖いところは癖になることです 。
まあいいやが続くと、どんどんと自分の作業の内容や達成すべき課題のレベルが下がっていてしまいます。
そして意外と、まあいいや。と済ましてしまえるような仕事というのはやらなくてもすぐに致命的な何かになることはありません。
つまり後から聞いてくるじわじわと効いてくる、歯磨きみたいなものなのです。
歯槽膿漏になって歯茎がボロボロになったらもう取り返しがつきません。
子供には面倒くさいと思った時はどうにかするか考えるという前向きなステップを与えます。
しかし、まあいいやという形で何かを投げ出そうとしたら、
まあいいやはよくない。必要あると考えてるならあと一歩頑張りなさい。
と話すようにしています。
皆さんもまあいいやと思った時こそもうひと頑張り、 頑張ってみてください。
「面倒くさい」と感じたら改善のチャンスだよ。と子供に教えています。
djooは昔からものすごい面倒くさがり屋です。
子供の頃は「面倒くさい」と思うことは悪いことだと教えられます。
何かをやらなかったときに「面倒くさい」という理由は通りません。
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でも、実際問題、普通に生活していると面倒くさいと思うことが多々ありますよね。
私は、IT化戦略を作る仕事や事業創出に伴うオペレーション組み立てなどのしごとをしていますが、「面倒くさい」と思ったときこそ、そこに何かある。と考える様にしています。
そこになにかある。というのはつまり改善の余地がある=改善することで効率が良くなる。効果が高くなる。可能性があるということです。
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また、面倒くさいことを頑張ってやりきれる人は間違うと使えない人になってしまいます。
というのも、面倒くさいことの中でも、
1.面倒くさいことけどやらなきゃいけないこと
2.面倒くさいし、大事じゃないこと
の大きく2つがあります。
1.の場合、その面倒くさいことの先にはその作業でのちゃんとした効果や成果があります。ですので、それは面倒くさくてもやらなきゃいけないし、どうにか面倒くさく無くす方法を考えるべきものです。
「パソコン使って簡単にやろうよ」とか、「誰か得意な人に頼もう」とかもいいアイディアです。
2.の場合は、そもそもその仕事や作業自体をなくす方法を考える必要があります。
また優先順位も低く設定する必要があります。
つまり、「それってやる必要あるの?」と問いかけることで、無くなる可能性のある作業です。
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先に挙げた、頑張って面倒くさいことをやりきれる人は、1.と2.の区別がつかずに、なんでも頑張る類の人です。
そして、厄介なのが、学校にいるときには2.の人は優等生として扱われます。
つまり社会に出て仕事をするときに初めて、自分の得意としていたアプローチではなんだか仕事がうまくいかない。となるわけです。
そして、それを正すチャンスなく、新卒後3年とか仕事をしてしまうと、それがその人の一生の仕事のスタイルになってしまい、一生その人は「仕事のできない人」と言われてしまうわけです。
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djooも、おとなになってからは
「面倒くさいは悪いことじゃなくて、作業全体に無駄があったり、感覚的にやる意味がない作業に対して感じる感情」であると、捉え方を買えています。
自分の子供にも
「面倒くさいと感じたら、もっと簡単にやる方法を考えたり、やらなくてもいいような方法を考えてみてね」
と話すようにしています。
でも難しいのが、パンツを履くのが面倒くさいとか、手を洗うのが面倒くさいとかいう類のモノです。
そういう場合はパンツを履かないと警察に捕まるとか、風邪をひくとかそういう話をしますし、服を着ることは人間の社会性を保つために必要だ。という話まで3歳時にしています。
面倒くさいと感じるポイントって、人間の普遍的な営みとか、今の日本の社会ではびこる無駄に再度スポットライトをあてて、改めて哲学できるいいチャンスなんですよね。
子供にパンツの話をするときにも、会社で新規事業創出案件に取り組むときにでも、考え方は同じです。