コロナ相場振り返り:2020年3月に書いたブログどおりに株を買ってきた結果を報告

2020年3月のエントリで、コロナで株が下がっているが海外投資信託を書い続けよう。

という発信をしました。

 

今回はそのエントリの内容を検証してみようと思います。

 

djoo.hatenablog.com

 

 

  • 検証1:株は上がったのか?

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結果、2022年1月までに、書い続けてきた投資信託であるSP500は2倍以上の含み益をもたらしてくれています。

 

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マネックス証券の口座情報。

61株しか買っていないので、大した金額では無いですが、160万円買って130万円の増益です。

 

  • 検証2:為替はどうなった?

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為替相場はコロナ暴落のさなか、110円まで上がっていました。

 

直近では、116円。

約5%の伸びですね。

 

景気が悪い時こそ高くなる日本円をうまくいかすことができました。

 

 

ということで、一応コロナ相場をうまく生かして資産が増えている状況です。

 

が、この先はやはりどうなるかわからないのが相場。

 

 

金利上昇やインフレ対策、コロナ後の景気がどうなるか注目です。

 

テレワークサラリーマン必見! 外資系コンサルがこぞって使っているガジェット5選

外資系コンサルは生産性の化け物ばかり

外資系コンサルに転職してから早3年。

とりあえず3年間辞めずに在籍している自分を褒めてあげたいと思っている、djooです。(笑)

 

 

さて、外資系コンサルに転職して色々と思うところはあるのですが、最も印象的なのは

「誰もかれもが生産性を高めることに再注力している」

ということです。

 

以下の本は同業者の大先輩たちが書いた生産性に関する本ですが、これを見てもいかにコンサルというのが生産性高く仕事するためのスキルに優れているのかがわかります。

 

 

 

 

なぜ生産性を高めるのか?

そもそもの話なぜ生産性を高めたがるのでしょうか?

それは究極的には、

生産性の差分=ビジネスの利益

だからです。

 

一人ひとりの働き方の話からビジネスの利益の話になってしまっていますが、大事な概念なので書きます。

 

ビジネスというのは基本的に

仕入れ → 付加価値 → 販売 

ですべてが説明できます。

 

自動車会社は部品を仕入れて加工組立という付加価値を加えて販売し、原価(仕入れ値)に対する付加価値+利益をもらっています。

 

docomoソフトバンクなどの携帯電話キャリアも同様です。

仕入れは基地局整備やサービス提供のシステムであり、それらでシステムやサービスを構築し、通信を販売する。そのときの付加価値はシステムやサービスの構築作業やサービスです。

 

旅館やホテルも同様ですね。

旅館やホテルという建物+従業員を仕入れて、宿泊サービスとして加工し、販売します。

 

ということで、全ては仕入れ → 付加価値 → 販売

という流れです。

 

さて、コンサルがなぜ生産性を高めようとするのかを理解するにはコンサル業が何を仕入れて何を付加価値として何を販売しているのか。を理解する必要があります。

 

コンサルは、

人材や情報や技術を仕入れ → 統合し助言、伴走し → コンサルティングサービスとして販売

している会社です。

 

そして、仕入れの大部分、サービスの大部分が人です。

つまりコンサルタント一人ひとりが売り物。ということです。

(ITコンサルは構築したシステム、金融機関は金融商品販売などによる手数料がそれにあたりますがここでは純粋なコンサルティングの話をしています)

 

つまり、コンサルタント一人ひとりは、自分がいかに効率的に時間を使い、高い質のコンサルティングサービスを短時間で提供するか

が最も大事な価値になる。すなわち会社自体の付加価値になるわけです。

 

多くのコンサルタントは、労働生産性を高めることでそれらを解決しようとしていますが、一部は、長年の経験や技術、知見などを提供している人もいます。

 

いわゆる超有名な有名人のようなコンサルタントはその人の頭の中の情報自体に価値があると考えています。

 

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さて、私のようなペーペーのコンサルタントは、効率よく業務する。ということが売り物になっています。

※昔はコンサルが持っている情報が大事だったのですが、Googleの登場により正しい情報は即時に手に入れられるようになり、情報そのものには価値がなくなっています。そのため顧客にたいしてその情報をどのように組み立てて効果的にビジネスを大きくしていくか。という分析やストーリーの構築が重要になっています。

 

 

さてさて、長くなってしまいましたが、コンサルタントは自分の生産性を高めることが個人としても会社としても最も重要だ。ということがわかったと思います。

 

 

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反論として、どんな会社でも労働生産性を高めることは付加価値を高めるはずだ。というものがありますが、問題はその比率です。

 

自動車会社が販売している自動車における原価の中の労働者に支払う賃金というのはコンサルのそれとは比べ物にならないくらい小さいです。

 

例として、社員2万人の自動車会社で年間2兆円稼いでいるとして、原価に相当する部品や工場、工作機械の減価償却費はおそらく1兆円近くになるでしょう。

 

一方で2万人の従業員が仮に一人500万円の給料をもらっているとすると年間の人件費は、

500万円✕20,000人=1,000億円

です。

 

つまり、部品の仕入れや加工の生産性を10%高めると、効果としては1兆円✕0.1で1,000億円の効率化効果になりますが、

労働生産性を10%高めても100億円にしかならない。

ということです。

 

そのため自動車会社ではいかに生産効率を高めるかが最も重要な競争力の源泉と考えられていて、それに大成功したのがトヨタカイゼン活動などということです。

 

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一方でコンサルタントの場合コンサルティングサービスに対する労働者への給料の比率がすごく高い。

 

仮に1時間あたり1万円でサービスを提供するコンサルタントをお客様が購入したとします。

 

その個人に支払われる給料というのはだいたい1時間あたり2,000円程度というのが相場ではないでしょうか。

(これはコンサル会社の規模や種類によって大きく変わります。うちの会社でもパートナークラスになると1時間8万円とかです。私は3万円くらいですかね。)

 

もし生産性が倍になるとする、20%の人件費を10%圧縮することができます。

逆に言うとお客様に対する商品の価値が倍に高まる。ということです。

 

※コンサルは年間240日✕8時間の稼働可能時間に対して何時間稼働したかという稼働率も大事な数字になります。時給1万円でコンサル買うの高い!と思っても、それはずーっと雇い続けるものではなく1ヶ月とか3ヶ月の期間限定なので、顧客にとっても価値があるということで。人を一人雇おうと思ったら年間1,000万円は最低でもかかってくるので。

 

外資コンサルが好むガジェット5選

第5位 : Blutooth キーボード

コンサルタントの仕事というのはとにかくドキュメントを作ったり読んだりするのが主な業務です

 

そのためキーボードが使いやすいかどうかというのは非常に大事なポイントになります

 

自分のお気に入りのキーボードを使うことによってパソコンが様々変わったとしても変わらず操作性が実現できます

 

私は個人的にレノボトラックポイントが絶対に必須なので自費でこちらの商品を購入して使っています

 

 

 

些細なものですがまーすまで手を伸ばす時間がもったいないので真ん中をクリクリしながら仕事を楽しんでます 

第4位 : PD充電器

次もパソコン関係です

 

デジタルガジェットが多い昨今とにかく充電ケーブルがごちゃごちゃしてしまうというのが課題です

 

お客様先で打ち合わせやプレゼンテーションなどをするため移動も多くそれぞれの機会に対して一つ一つ充電器を持っているとキリがありません 

 

特にパソコンの電源はある程度の 電流が必要になる為大きめの AC アダプターが必要になりますが最近のパソコンでは PD ケーブルを使うことによってそれをコンパクトにすることが実現できています

 

PD ケーブルの優れているところはパソコンの充電だけではなくそこに USB 機器の充電も重ねて実施できるということです

 

ワイヤレスキーボードマウスイヤホンディスプレイ iPad スマートフォンなど様々なものを一つの PD 充電器から充電できるので非常に便利です 

 

※ご自身のパソコンの充電に必要なW数の確認は忘れずに。

第3位 : AIrPod

猫も杓子も誰でもつけてるAIrPodsがここに登場です

 

ワイヤレスイヤホンは数ありますが最も重要なのはマイクの性能です

 

綺麗な音楽が聴けることはもちろん嬉しいことなのですが仕事で大事なのはオンラインミーティングをしている時にちゃんと自分の声が相手に届くかどうかということです

 

そういう意味でアップルの製品を本当に優れているなといつも思います

 

私もアンカーの製品もいくつか持っていますがやはり音に関しては Apple 製品がナンバーワンな気がします

 

 

 

ただしコストパフォーマンスが良いかと言うとそうでもないのでまずはワイヤレスイヤホンを初めてみようと思っている人はアンカーのサウンドコアがめちゃくちゃおすすめです 

 

 

 

第2位 : モバイルディスプレイ

 

テレワーク時代ならではのディスプレイです

 

通常のディスプレイはコンセントに差し込んだ据え置き型のディスプレイです。

私も自宅で作業するときは大きいディスプレイを使って快適に作業しています

 

しかしいくらテレワークが進んだからといって移動してどこか自分の家以外の場所で仕事をするということがゼロになるわけではありません

 

そんな時にノートパソコンの画面1台だけだといつも大きなディスプレイを使って作業している自分にとっては非常に生産性が低くなってしまいます

 

そこでオススメなのがモバイルディスプレイ

 

特に USB Type C 対応になっているモバイルディスプレイがおすすめです。

 

パソコンから電源と映像出力をそのケーブルに送り込むことで、モバイルディスプレイはコンセントにささずにそのまま使えるという画期的なものです

 

もう一つのポイントとしては持ち運びことを前提にしているのであまり大きすぎずに画面サイズは13.3inchや14inch程度のものがお勧めです

 

大きければそれだけ良いというわけではなく、例えば15.6inchだとかなり大きく重くなってしまう。

 

本当におすすめです。

 

第1位 : iPad air

 

結局また1位は Apple 製品です

 

これはタブレットという意味ではなく書き込みができる電子ノートとしての価値が非常に高い製品です

 

タブレットはたくさんありますし価格も1万円台と安価の物がたくさん出てきています

 

が通常の使い方としては映画を観たり読書をしたり YouTube を見たりというインプットの作業に使うものになってしまいます

 

iPad の優れているところは Apple Pencil と共に使うことによってパワーポイントやワードのドキュメントなどに直接文章を書くことができたり Web ミーティングの時にホワイトボード機能を使って相手に何かを伝えることができるという点です

 

正直ちょっと悔しいですがこれは iPad の独占と言っても過言ではないでしょう

 

周りのコンサルタントもみんな iPad を持っていて、もはやiPad で打ち合わせをするのが当たり前のような感じになってきています

 

IPad にもいくつか種類があります

 

しかし大事なのは Apple Pencil が使えること。

iPad Pro ほど高くなくても良いと思います私は iPad Air で十分です

 

ただし値段が高いのがネック。

 

アップルペンシルを入れると簡単に10万円弱行ってしまいますので。。。。

 

※必ずApple Pencilの第二世代に対応しているタブレットを買いましょう。

 


補足:生産性を高めるためにいくらぐらいつかってもいいのか?

最後に補足として生産性を高めるためにいくらぐらいのお金を使ってもいいのか?という考え方をちょっと書いてみたいと思います

 

生産性を高めるための道具というのは一見単価単価で見てみると高いように見えますがトータルの収入を底上げするという考え方で見れば大した金額ではないのではないでしょうか

 

また毎日毎日何時間も使うようなものなので自分が触れている時間も非常に長いため高い投資をしたとしてもしっかりと使い切るという意味合いだと多少高い商品を買ったとしてもペイすると私は考えています

 

今回はスマホはランキング外になりました

 

スマホも毎日絶対使うものという意味合いだと自分の気に入る高い物を購入しても良いはずです

 

例えば同じ10万円でも年に3回か4回しか使わないレジャー商品を買うのであれば絶対に毎日使うスマートフォンやパソコンなどを高級なものにして生産性を高めたり快適で効率的な仕事をするという方のが私は良いと思います

 

私は元来すごくケチな性格です

が毎日使うもの生産性を高めるものに関してはあまりお金を気にしないようにしています 

 

注意:ブランドにお金を払わないよう。

ひとつだけ注意しなくてはいけないのはブランドにお金を払うという行為です

 

しっかりと、どの生産性をどのように高めるのかというの見極め低スペックで商品を選ぶようにしてください

 

今回結果的に Apple 製品が多くなってしまいましたが私は元来アップル製品が好きではありません。個人スマホもアンドロイドです。

 

嫌いな理由の一つはブランドにお金を払っているというイメージが拭えないからです

 

同じ価格でも Apple 製品以外のものを買えばもっともっと高スペックなものが買える可能性があるという考え方です

(スマホはまさにその典型でAppleを買うことによるデメリットたくさん存在します)

 

ただし今回登場した Apple 製品というのは費用対効果という面でも非常に優れているものだと私は思います

 

ただ単純にブランドが良いデザインが良いというだけではなくちゃんと使う人のことを考えた高性能な良い商品だと思います 。

 

Amazonレビューは偽物? サクラだらけのAmazon商品?見極め方を徹底解説。

Amazonのレビューを参考に商品を買っている人は多いと思います。

 

が!

 

実はあのレビューは出品者がお金で買っているんです。

 

どういう仕組でAmazon レビューが購入されているのか。

 

その仕組を解説します。

Amazonレビューを書いて商品やお金をもらう行為はAmazonで禁止されています。

※真似しないようにしてくださいね。

 

www.amazon.co.jp

 

例えばこの商品。

レビューは6,000件以上と大変人気です。

☆も5つに近く、いい商品に見えますね。

 

 

しかし、もしこのレビューが偽物だったとしたら。。。。

何を信じて商品を購入すればいいのかわかりませんよね。

 

 

さて、Amazonのレビューをサクラとして書いている人はどのようにその案件をもらっているのでしょうか。

またそのレビュー対象になる商品はどういうものがあるのでしょうか。

 

Amazonでいい商品を購入するためにも、不正にレビューが書かれていそうな商品かどうかの見極め方法をお伝えします。

 

 

-------Amazon サクラ レビューの見極め方-------

  1.  facebooktwitterなどで、「Amazon レビュー」というキーワードで検索をかける。
  2. facebookでグループが判明
  3. レビューを募集している商品を確認
  4. 自分が買おうとしている商品がその中にないか確認

これで、あなたの買おうとしている商品が不正なレビューの商品かどうか判定できます。

 

 

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例えば、こういう商品がレビュー募集されています。

 

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メンズスポーツシューズを検索してみるとレビュー募集している商品っぽいのが発見されました!

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つまりこの商品のレビューは偽物の可能性が非常に高い!

ということですね。

 

 

レビュアーはどうやって案件を獲得しているのか?

 

レビューをする人は、

  1. レビューしたい商品を投稿者に伝える
  2. 購入条件を確認する(☆5つ、100文字以内などの条件があるようです)
  3. 商品を購入する
  4. レビューを投稿する
  5. 掲載されたレビューの情報を投稿者に伝える
  6. 返金される(paypalなどで)

一応、レビューが書ける人は多少の条件があるようです。

レビューの件数が多いとか、ランキングが高い、とか過去に不正がない。。。とかですね。

 

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ぜひ皆さんもお気をつけください!

Aliexpress で買った マイクロソフト オフィス 2019 プロフェッショナル plusが使えない。

Aliexpress であやしい激安officeを買ったが使えない。。。。。

ダメ元でAliexpressで激安のMS officeを買ってみました。

正規品、ちゃんと使える、使えるまでサポートする。

的な文言がたくさん書いてあったので挑戦したのですが、、、、、、

 

 

結果は失敗!!!

 

マイクロソフトのサイトでダウンロードするまではできたのですが、電話認証ができない!

 

そして、色々と問い合わせをしたが売り手は逃げてしまい。。。(笑)

 

「完全に騙された!」

というわけです。。。

djoo.hatenablog.com

日本のAmazonでも安く買える!!! 買い直して無事にインストール完了!!

 

Aliexpressで1,000円弱のofficeを買って失敗。

 

んで、日本のAmazonで2,000円弱で同様の商品を購入。

 

ライセンスキーを使ってマイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストール、そして電話でのアクティベーション

スムーズに完了しました!

 

途中、ちょっと躓いたのですが、ショップの方に問い合わせをしたらすぐに対応してくれました。

 

さらに、なにか気になることがあればすぐに返金するので。という好意的な対応。

 

 

英語で中華系の販売者とやり合うのは辛いですが、日本のAmazonで日本人のショップとやり取りするのは楽で、安心でした。

 

最初から冒険せずに日本のサイトで買えばよかった。。。。

最新版 : Aliexpress でopen dispute 失敗。:返金されない。困った場合の対処法。

Aliexpressで商品購入して問題発生したので対処法を書きます

まずはContact Centerで出品者とやりとり

まずは商品を販売したSellerと直接メッセージでやり取りしましょう。

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contact seller でショップと直接やり取り

それでもだめならOpen dispute

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open dispute

 

要するに商品がだめだったり、届いていなかったりした場合に文句が言える仕組みです。

 

注意としてはevidence(証拠)を画像か動画でつける必要があるということ。

 

ちゃんとしたものをつけないとNGくらいます。

 

djooはここでNGでした。

さらに、チャットでAliexpress自体に入ってもらう。

最終手段はAliexpressに間に入ってもらう方法

 

自分のアカウントページにあるヘルプセンター

 

 

そしてページの一番下のほうにあるOnline Service

 

チャットで livechat_link と入力して下さい。

例えば、aliexpressで1,000円程度で売られているMS office 2019。

でも、日本のAmazonでも2,000円弱で買えます。

 

Aliexpressで1,000円の買い物して失敗するなら保険として2,000円で日本で買う。というのも一案です。

※djooは実際そうしました。

 

 

日本の緊縮財政策の弊害:MMTを支持する理由はデフレ脱却ではなく心豊かな社会のため

盛り上がるMMT理論

MMT理論が盛り上がっています。

 

djooも今年に入ってから以下のような書籍を読んでやっと理解ができました。

 

 

MMTの概略

gendai.ismedia.jp

 

こちらの記事でMMTの概略は勉強してみてください。

かんたんに言うと

1. 自国通貨は無限に発行できる

2. インフレにならないように発行したほうが経済は上向くはず

というような話です。

 

日本の中にはびこる極端な拝金主義

お客様は神様 = お金をくれれば何でもする

という考えではないでしょうか?

 

・家族との時間

・趣味の時間

・健康的な睡眠

・嫌なことでも我慢

 

お金が貰えればそれらのことをやることが「当たり前」だという教育があったのではないでしょうか?

 

仕事なんだから、給料もらっているんだから、という理由で非人道的とまではいかないまでも、ひどい経験をした人は多いはずです。

 

これらの原因をたどっていくと最終的には極端に崇められるようになった「お金」の存在がそこにあるように思えます。

 

何よりもかけがえのないお金のために日本人はとにかく人生をすり減らして生きているのでは?

 

日本人の勤勉性

もともと日本人は勤勉です。

というと使い古された表現ですが、例えば以下の状況でみなさんならどのような「気持ちになるでしょうか?」

 

ある勤務日、1日特にやることがない状況になった。上司からの指示も特になく、明日や今週中に仕上げるものも特にない。

 

この状況で、

1. 何もないなら帰ろう

2. やることを探そう

のどちらを選びますか?

 

勤勉な皆さんなら、2.を選ぶことが多いでしょう。

企業も2.を望みますし、個人としてもなにかやることを探す=主体的に仕事を作る。というのは仕事人として成長します。

 

しかし、djooの個人的な感覚ですが、アメリカで仕事をしていたとき、ほとんどの現地スタッフは1.を選びます。

やることが特にないなら帰る

のです。

 

この感覚、まあわかるようだけど実行は難しくないでしょうか?

サボるとか怠ける。というような表現につながるような状況かもしれません。

とにかく、日本人は怠惰な状況を本能的に悪いものと捉えているようでなりません。

 

つまりは、日本人はお金や顧客云々の前に、なにか労働していないと気がすまない、という感覚になる、人種や国民性だといって問題ないのではないでしょうか?

 

勤勉性×緊縮財政=極度にストレスのかかる社会

日本人の極端な勤勉性に、緊縮財政や日本人のもったいない精神やムダを嫌う考え方がかけ合わされると、「極端にストレスのかかる社会」が出来上がります。

 

勤勉性、無駄の排除、生産性の向上(個人レベルで)、給料のカット、節約、貯金、、、、

とにかく、今は節約、頑張る、怠けない。そしてそれを他者にも強く求める。という状況です。

 

生活保護低所得者を見下す論調や、努力すれば報われるという発想。

可能な限り頑張り続けることが美徳とされ、少しも休まる暇がない。

 

本当にこれらの努力やストレスは価値のあるものなのでしょうか?

 

更には、これらの状態を長く続けてきている結果はどうなっているのでしょうか?

 

結局豊かさから離れていってしまっている日本社会

頑張った結果、成長や豊かさの獲得につながっているのであれば、まだ報われます。

次も頑張ろうと思えますし、それは国の発展にも繋がります。

 

しかし、実際問題日本は特に成長していません。

頑張ったところで、GAFAMが市場を独占し、利益はどんどんと減っています。

 

つまり、豊かさのために頑張ってきたはずなのに、結果はついてきていないのです。

 

そもそも緊縮財政は勤勉な日本人には過剰な効果となってしまう

ギリシャやイタリアのデフォルト。

お国柄的にもなんとなく、働かなそう。ということがよく分かると思いますが、そのとおりで、放っておくとサボるんです。

サボるというと表現が悪い。

労働ではなく、それ以外のことで人生を愉しむわけです。

 

しかし日本ではどうでしょう。

 

放っておいてみんながサボるんでしょうか。

 

多分、サボりません。

 

なにかしら労働したり活動したりするはずです。

 

そんな日本において、緊縮財政=苦しいから無駄をなくして頑張れ。というメッセージは強烈に効きすぎます。

ギリシャ人に、実は財政がやばいから働いてくれ。とお願いしてもなかなか動いてくれないでしょう。

でも日本人にはよくきく。

 

なので日本人には、本当は

「大丈夫。安心して。日本は豊かになっていく。楽観的に。豊かに。のんびりと。」

というようなメッセージのほうが、本当は丁度いいはずです。

 

勤勉な国民性 × 余裕のある政策 = 放っておいても働いて使って愉しむ

ということが実現できるはずです。

 

緊縮財政は消費活動でも極度な値下げ圧力を生みます。

お金がないから安くしろ。合理的にしろ。1円でも安いものを。

とにかく書いての

 

勤勉に労働する。ということはなによりの価値。

日本が本当に守らねばいけないのは、勤勉に労働する。という国民性だと思います。

サボらずに頑張る国民性につけこんで、安い給料で厳しい労働をさせるのではなく、それを豊かに続けられるようにしていく国造りが大事です。

 

労働や生産というのは本当は最も尊い価値です。

 

そもそも貨幣や経済の仕組みは、皆が効率よく労働、生産しその富を全体で利用していこう。という発想から生まれているはずです。

 

飢餓や疫病をなくし、だれもが文化的で豊かな生活ができるように考えられた仕組みです。

 

そのため、最も大切なことは、世の中がよくなるような労働をしている。ということです。

決してお金をたくさん持っていることではありません。

 

売り手が本当は強いはずなのです。

 

お金さえ出せば何でも買えるというのは、間違いで、提供者がそこにいるから成り立つはずです。

 

海外で生活したことのある人はわかると思いますが、支払った金額に対してサービスや商品が不満であったり、目の前の人から提供されるサービスが物足りないと感じたこともあるはずです。

 

サービスや労働というのは当たり前ではなく尊いのです。

 

その尊さを国民性という形で提供できる日本は本来ならば、もっともっと豊かになって良いはずです。

 

世界各国から安い労働力とみなされ、こきを使われるのではなく、外貨などに頼らずに日本は日本として豊かな社会を作っていけばいいのではないでしょうか?

 

MMTの理屈で救われた

将来の借金の不安、社会保障の不安、人口減少の不安、国力低下の不安、所得減少の不安、国際競争の不安、、、、

 

明日のことを考えると不安や嫌な気持ちでいっぱい。

こういう人はたくさんいます。

 

そしてその状況を打破するのは、労働、しかないと思いこんでいませんか?

頑張ることがなによりも大事。

ではないのです。

 

本当ならば、明日は大丈夫だよ。と言う社会を作ることが必要です。

 

そのための理論として私はMMTに本当に助けられました。

 

一旦、借金のことは忘れよう。

頑張っても報われないのはあなたのせいではない。

生産性や効率ではなく、多少高くても、無駄があってもいい。

 

みなが緊縮財政のもとで、叩きあうのではなく、余裕を持って生産、労働、消費、投資をするべきなのです。

 

価格を下げて、少しでも効率よくやろうとすることは大事な努力かもしれませんが、適正な利益(労働の対価)を得ることを忘れてはいけません。

 

その労働の対価は目の前の顧客から直接支払われるべきですが、今の日本ではそれは望めない。

 

それならば、国がそれらを保障しても良いのではないか?

 

こういうふうに考えられるようになりました。

仕事に対する閉塞感の理由についての考察 : 日本の社会構造上の問題が大きい

最近、外資戦略コンサルM社や、大手財閥系メーカーF社、教員、行政職員などの友人と近況報告したので、それらをインタビューと捉え、一つの仮説を提示したいと思います。

 

1.「もうやれることがない」

この研究領域はすでにやれることがやられきっていて、ほとんど新しくやれることがない。だからこんな大所帯でものすごく細かい研究や改善をしていても、確実にコストを回収できない。

抜本的に対象領域を見直さないといけない。

 

→ この話はメーカー勤務の友人からの意見。仕事の閉塞感を感じているということで、実際問題どういう状況なのかインタビューした。

仕事の現場ではとても、「これ以上は無意味」とは言えないため、どうにかこうにかテーマをみつけ研究活動を続けているということだが、それは誰の目から見ても明らかなように無意味だそう。

 

2.「ほとんど使われない資料に膨大な時間」

会議で1分だけ使われる資料の作成に膨大な時間を費やす意義を感じない。

そもそもその資料があったとしてもクライアントの事業が良くなるとは思えず。

 

→ こちらは戦略コンサルの友人の言葉。

私も同様の業界にいるため、よく分かる話だが、コンサルのアウトプットはドキュメントとなるため、そのドキュメントに凝りすぎることによってこうなる。

やっていることの意義や価値を冷静に考えて、価値を感じることにしか頑張れない、まっとうな人。はコンサルにはいられないのでは?と。

もちろん友人も私もパートナーやプリンシパルになって、企業経営者と直接ディスカッションできる立場にいないので、コンサルの下っ端の愚痴に近いわけなのだが、どの業界でも同じように上が詰まっている状態なので、優秀なジュニアコンサルはどんどんと職場を離れていっている。

 

下っ端の愚痴。と一蹴されても構わないが、コンサルはどこまでいっても労働集約型産業であり、現場で実際に動いているジュニアコンサルは、作業員。

レンガを積み上げながら、世界を変える協会を作っている。と捉えられればよいのだろうが、優秀な人であればあるほどもっと直接的に社会貢献したくなるはず。

良くも悪くもコンサルという仕事はサービス業なので、やっていることの価値ではなく、その作業でいくらのフィーがもらえるのか。もっとフィーをもらうためにどうすべきか。を愚直に考えられる人が向いている。

 

3.「行政が抱える課題は山のようにあるがお金と人がいない」

民間企業が提供できるサービスや商品は全国津々浦々行き届いており、根本的な日本の問題はすでに民間企業が解決できるものではなくなりつつある。

行政として、インフラや医療、介護、教育など日本を良くする仕事が沢山あるということは認識しているが、お金儲けにはならない(GDPを押し上げる直接の行為)ため、なかなか前に進まない。

 

→ こちら、行政職員と教員から同様の意見が。目の前の解決すべき課題は山程ある。が、人や金がない。と。

1.2.で感じている課題と全く異なる、やりがいや価値が高いけれども人手が足りない。という状況。

1.2.はやることに意味はないけど人や金はあるので、重箱の隅をつつくような仕事していてやる気がない。ということ。

 

4.「仕事に価値を感じにくくなっている」

やっていること、所属しているプロジェクトや会社が世の中に提供しているものに価値を感じにくくなっているため、自分のしごとも価値が少ないと感じてしまう。

いい企業に入っていい仕事をすることが人生の目的でありゴールだと教えられてきた我々の世代にとって、良いとされている企業に入ったとしても価値のある仕事ができないと気づいた瞬間の閉塞感や絶望感は非常に大きい。

それを薄々感じながら学生時代をすごし社会人の第一歩を踏み出したわけだがコロナによって本当に人類が求めているものが何なのか、ということが浮き彫りになった。

今、改めて自分がやっていることがあまり価値のないことだということに気づき始めている。

このような感覚はおそらく東日本大震災を経験した人々も感じ、それなりの行動を起こしたと思う 。

 

→ 多少意訳はあるけれども私がインタビューした皆が同様に感じていること。

 

 

---ここからその原因の考察---

なぜ上のように感じてしまうかというとm明らかに日本というマーケットが成熟し衰退し始めているから。

 

その一番の理由はもちろん高齢者の数の増加と生産年齢人口の減少。

 

買う人がいない、使う人がいないマーケットでは提供者は大きくならない。

 

そして、企業活動で何か改善できる余地が非常に少なくなっているということも事実。

 

インターネットと Google の登場より、最善である正解にたどり着きやすくなっている。

つまり、自分一人が一生懸命探したアイディアは、おそらく世界のどこかで誰かが既にたどり着いている事が大半で、自分で探すまえにググる。というのが正解のプロセスになる。

 

そして、その情報を採用することですぐに改善することができる。

この作業は、インターネットが本格的に普及し始め30年間で色々な場所で行われてきた。

つまり世の中の最新のベストプラクティスと言われているやり方はどこの企業でもすぐに模倣可能であり差異化は難しい。(差異化こそが企業の競争力の源泉であるにも関わらず)

 

また、技術に目を落としたとしても同じことある。日本の技術者が大量に韓国の企業に移った時に各人が持っている財産はすぐに奪われた。

 

 

 

こういう状況で、我々企業に属している社員たちは何をしていけばいいのか?

本質的には社員の数を減らすことが目的になると思う。

 

やることが少ないのに、たくさんの人を抱えている。

 

その人たちを企業が解放してもっと自由に想像し、挑戦させることが社員にとっても企業にとってもハッピーではないか。

 

しかし、実際にはお金を稼いで生きていかなくてはならない。

つまり民間企業が、仕事の価値や生活の保証までできた時代は終わったということ。

 

 

私が期待している方法としては、大きな政府

つまり、ベーシックインカムように皆が安心できる社会を実現すること。

 

このように考えても、やはり、パブリックセクターが提供できる価値は、民間企業が提供できる価値に対して非常に大きくなっている。

 

また、後半二人のインタビューでもあったように、何もやることがない民間企業に比べて、やることが山ほどあって人が足りない公共セクターにもっとお金と人が流れるべきなのである。

 

そのためどうすればいいかと言うと結局のところ税金を多く取るしかない。

また無駄な税金の使い方を見直すしか無い。

 

例えば、コロナの給付金によって、本当は潰れるはずだった企業が延命されているという裏の側面が大きくあるが、本来は、コロナによって打撃を受けてやっていくことが難しくなった企業は退場すべきである。

 

 

お金を配る目的は延命ではなく、再挑戦のほうが賢い。

 

 

もし国がそういった制度をしっかりと整え、企業や個人に対して一度止めて休憩しても、また挑戦しやすくするような状況を整えられてば、少なくとも私のようなコンサルタントの中にはかなりの人数が会社を辞めて新しいことに挑戦するという動きが生まれるはずである。

 

 

 

若い人々や私と同じ感覚を持っている人は自分の仕事の仕方や所属する会社の問題なのではなく、これは日本の構造上の問題であるとる諦めるしかないのではないか 。